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手提げ紙袋のかたち、いろいろ。 パート3(OF編1)

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手提げ紙袋のかたち、いろいろ。 パート3(OF編1)

手提げ紙袋(ショッパーやショッピングバッグとも呼ばれます)の形状の種類について、掘り下げてご紹介する記事をこれまでに2つ掲載させていただき、今回が3回目となります。
【以前の記事はこちら】
手提げ紙袋のかたち、いろいろ。パート1
手提げ紙袋のかたち、いろいろ。パート2

手提げ紙袋にも種類がある、ということを知ると、街中で見かける紙袋やお店で買い物をして手にする紙袋がどんなタイプに当てはまるのか、少しずつ気になってくるのではないでしょうか?
持ちやすい紙袋はどれか、環境にやさしいと感じる紙袋はどれか、などご自身の「好みの」タイプをぜひ探してみてください。

口折り返し×機械製造タイプの手提げ紙袋

パート1とパート2でご紹介した手提げ紙袋は、どれも口部分が切りっぱなしの「MF(エムエフ)」タイプでした。
今回ご紹介するのは、口部分を内側に折り返して二重にしている「OF(オーエフ)」タイプです。

OFタイプ
OFとMFの違いについては、以前のブログ記事の中で詳しく書いておりますので、ぜひこちらをご覧ください。
MFとOF 2つの種類
OFの紙袋の特徴

OFの中でも折り返し部分に「I字型」の切り込みが入っていてピンと立った紐が付いているタイプは、貼り合わせの工程を機械による全自動で行っており、ザ・パックではOF-I(オーエフアイ)と呼んでいます。
東西2か所の自社工場にて製造しているため、品質管理はもちろん、万が一の災害の際などのリスクヘッジは万全です。
そして機械で製造することにより、人の手による加工と比べて下記のメリットがあります。
・コストメリット
・納期スピード対応
・安定した品質
現在お使いの資材に対して、このような点における課題解決をご希望の方は、ぜひザ・パックまでお問い合わせください。

自社工場製造

OF-I(芯入り紐)

OF-I
口折り返し×機械製造の手提げ紙袋のほとんどが、このOF-I(オーエフアイ)に分類されます。
紙袋の内側から見ると、下の画像のように切れ込みが入っていて、ハンドル紐が糊付けされています。
OF-Iのハンドル紐
ハンドル紐の長さや付け位置は、基本的に機械ごとに既定サイズが決まっています。
紙袋の正面幅に対して小寸・標準・大寸と加工する機械が変わるため、小さい紙袋は付け位置が狭いハンドル紐が付き、大きい紙袋は付け位置が広く少し長めのハンドル紐が付くようになっています。
下画像の外側から大寸・標準・小寸です。皆さんのお手元にある手提げ紙袋のほとんどは標準サイズになっていると思います。

ハンドル紐の長さと付け位置
OF-Iのハンドル紐は紙素材だけでなく、様々な種類があります。
紙袋と単一素材で環境にやさしい紙丸紐や紙バンド。カラーバリエーションが豊富なアクリル紐。そのほか植物由来や生分解性を持つ紐など昨今人気の環境配慮素材や、金銀など華やかな紐など、ブランドイメージやご要望に合わせてご提案させていただきます。

フラットハンドル(やわらかい平紐)

フラットハンドルの紙袋
機械で製造する手提げ紙袋で、ピンと立った芯入り紐ではなく、柔らかい紐を使っているタイプをフラットハンドルと呼んでいます。
手になじむ持ち心地の良さや、高級感があることから人気の形状です。

もともとこのような柔らかい紐は機械製造には不向きとされてきました。
柔らかい紐を付けたい場合は、ひとつひとつ手加工が必要となるため(下画像タイプ等)、手加工が得意な中国などの海外で作ることも多く、納期面や輸送の不安定さなどが課題となっていました。

手加工が必要なハンドル紐
課題を受けて、工場の技術開発チームの試行錯誤の結果、フラットハンドルが生まれました。
ちょうどこのフラットハンドルが生まれた頃、「日本製」であることが安心や高品質の代名詞として認識されるようになり、私たちも紙袋に「BAG MADE IN JAPAN」と印字を入れるなどのご提案をさせていただくことが増えました。
メイドインジャパンにすることで、日本国内のオリジナル原紙を使用することができたり、輸送が安定し納期に柔軟に対応できたりと様々なメリットがあります。

フラットハンドルは柔らかい紐を付けられる点だけでなく、紐を付けるための穴が正面のデザインを邪魔しない点、紐付け部分がかさ張らずストック時の梱包サイズを小さくできる点などでもおすすめです。

フラットハンドルのメリット
フラットハンドルに使用できる紐素材の種類は、OF-Iほどバリエーションは多くありませんが、技術開発を続けることで少しずつ増えています。
現在は、カラーバリエーションの豊富な25ミリ幅のアクリル平紐や、生成りコットン平紐、ソフト芯入りの丸紐や紙編み紐などを選択することが可能です。

ハンドルの長さは基本的には既定の長さが決まっており、標準・ミドル・ロングなどの種類があります。
紙袋のサイズや、ご使用されるシーンに合わせておすすめの種類をご提案させていただきますので、ご不明な点はぜひお問い合わせください。
ザ・パックの手提げ紙袋は常に試行錯誤を繰り返して、時代に合った新しいかたちに応えた進化を続けていきます。

口折り返しタイプのデザイン事例

口折り返しタイプは、折り返した内側の部分にもデザインを入れることが可能です。

折り返した内側の部分にもデザインを入れられる
まずはデザイン中心の事例を二つご紹介します。
外側のデザインの続きとして印刷したり、外側をシンプルにした分内側にインパクトのあるデザインを入れたりすることで、立体物である紙袋ならではの表現が可能となります。

メッセージ系の事例
続いて、メッセージ系の事例を二つご紹介します。
外側のデザインには入れられないようなURLやSNSの情報、QRコードなどでブランドサイトとのリンク機能を持たせたり、購入されたお客様への「thank you」などのメッセージを入れたりすることができます。

口折り返しの部分は、手提げとして持ち歩いているときや中身を出し入れする時によく見えるところなので、ぜひ必要に応じて有効活用していただきたいと思います!

これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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