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化粧品パッケージのトレンド2022

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化粧品パッケージのトレンド2022

新型コロナウイルス感染症拡大がなかなか収束に至らず、在宅勤務の積極導入やマスクの着用といった感染防止対策が求められる状況が続いています。

コロナ禍で落ち込んだ業績の回復に苦戦する業界や企業が多いなかで、順調に回復を遂げている市場があります。それは、「化粧品市場」です。
国内化粧品市場は、2020年のインバウンド需要の消失や百貨店の休業などによる低迷からV字回復をしています。その主な要因としては、スキンケア・ヘアケアなどの「おうち美容」への関心の高まりや、メンズコスメの需要拡大などが挙げられます。
参照:日本経済新聞「富士経済、化粧品の国内市場調査結果を発表」(参照日2022年4月4日)

また、化粧品市場では、SNSを利用した情報発信が活発に行われているのが特徴的です。
高校生・大学生を対象におこなった「SNS(ツイッター・インスタグラム)で検索したことのあるジャンル」についての調査では、高校生・大学生ともに「コスメ・スキンケア」が1位となっています。
参照:TesTee Lab「SNSの検索機能に関する調査【高校生・大学生対象/2022年版】(テスティー調べ)」(参照日2022年4月4日)

最近ではユーチューバーやインスタグラマーがプロデュースする化粧品ブランドも次々と登場しており、若者からの人気を集めています。

そこで今回は、昨今の化粧品パッケージにみられるパッケージトレンドと、ザ・パックがおすすめする化粧品向けパッケージをご紹介します。

シンプルでありながらも存在感のあるパッケージ

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SNSで話題となっている化粧品ブランドのパッケージのひとつの特徴として、「デザインがシンプルであること」が挙げられます。
SNSを使用して広告や宣伝をおこなう場合、写真や動画、文章などを使って商品のコンセプトや使い方を説明したり、使った人のレビューを掲載したりと、消費者に対して直接訴求をおこなうことができます。そのため、商品のパッケージは、必要最低限の情報だけを入れたシンプルなデザインが好まれる傾向にあります。

しかしながら、パッケージは消費者が商品を手にしたときの印象を左右するものであることから、シンプルでありながらも、使用する素材やテクスチャー、開けたときの見た目にこだわっているパッケージが多くなっています。

以下では、ザ・パックが提案する「シンプルでありながらも存在感のあるパッケージ」のうち、具体例を2つご紹介します。

まずご紹介するのは、ハンドクリームやリップなどのセットを想定したパッケージです。

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印刷はオレンジ1色のみで非常にシンプルです。使用している紙は雪のように白く、ざらっとしたナチュラルなテクスチャーの質感が印象的な紙なので、その風合いを活かしたデザインになっています。細く繊細なロゴは「オーロラ箔」で表現しており、品良く華やかさをプラスしています。

次にご紹介するのは、7日間=1週間使い切りの化粧水を入れることを想定したパッケージです。

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1回分のパウチを、少し間をあけて斜めに並べることで、ほどよい空間と余裕が生まれ、高級感を演出することができます。
引き出しのようなスライド型の形状のため、保存用の箱として使用したり、小物入れとしてアフターユースしたりすることでご活用いただけます。

SDGs対応パッケージ

ドラッグストアで販売されているようなシャンプーボトルのセット箱や、日焼け止めのパッケージが、プラスチック製から紙製になっているのを目にしたことはありませんか。消費者の環境意識の高まりを受け、化粧品ブランドでも「パッケージの環境配慮化」の流れが年々加速しています。最近では、外装のパッケージだけでなく、商品の一部ともいえるアイシャドウパレットやファンデーションのコンパクトケースに紙素材やモールド素材を使っているものも見られるようになりました。

ここでは、ザ・パックが提案する化粧品におすすめの「SDGs対応パッケージ」のうち、具体例を2つご紹介します。

はじめにご紹介するのは、セロハンを使用することで脱プラスチックを実現した窓付きパッケージです。

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通常、透明の窓の部分にはプラスチック製のフィルムを使用することが多いですが、こちらの商品は窓の部分に「セロハン」を使用しています。セロハンは植物由来の素材のため、プラスチック製のフィルムと比べて環境に優しい素材といえます。
中身の商品を見せたいけれどプラスチックは使いたくない、という場合におすすめのパッケージです。

次にご紹介するのは、紙製軟包装「クラフトシリーズ」のひとつ、「クラフトクリア」です。

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紙製軟包装「クラフトシリーズ」とは、軟包装=フィルムパッケージを紙化したパッケージです。通常の紙素材より高い機能をもつ紙素材を使用したり、特殊な加工を施したりすることで高機能なプラスチック製軟包装の紙化を目指しています。

「クラフトクリア」は、透明度の高い紙素材を使用することで中の商品が見えるようになっているのが特長で、「紙素材を使いたいけど中身も見えるようにしたい!」というご要望に対応した商品です。

「クラフトシリーズ」の詳細については、以下の記事をご覧ください。
紙製軟包装「クラフトシリーズ」とは
【減プラ】紙製軟包装「クラフトシリーズ」新商品のご紹介

また、加速するパッケージの紙化の事例についてはこちらの記事でもご紹介しています。
【事例編】脱プラ・減プラを実現するには?加速するパッケージの「紙化」について

ブランドイメージを訴求する紙製陳列什器

コロナ感染拡大は完全に収束したとまではいかないものの、まん延防止等重点措置が全国で解除となり、以前と比べると少しずつ外出する機会が増えてきたのではないでしょうか。外出する機会の増加にともない、店頭でお買い物を楽しむ方も増えてくることが予想されます。
需要が拡大傾向にあるメンズ用化粧品ブランドをはじめとする新興ブランドの化粧品は、ECでの販売にとどまらず、化粧品専門店やドラッグストア、ライフスタイルショップなどのさまざまなところへ販路を広げていくこととなるでしょう。

そんなときに活躍するのが、陳列什器です。
ザ・パックでは商品のパッケージだけでなく、その商品をより魅力的に見せたり、手に取ってもらいやすくしたりするための什器もご提案しています。
ここでは、ザ・パックがご提案する紙製の陳列什器のうち、おすすめの形式と素材をそれぞれ2種類ずつご紹介します。

はじめにご紹介するのは、「紙製自立型什器」です。

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自立型の什器のため、店舗からラックの支給を受けることなく、売り場を展開することが可能です。オンデマンド印刷機を使用することで少ない数量からでも製造でき、ポップアップをつけたり箔加工を施したりすることもできるため、什器全体で化粧品ブランドの世界観を演出することができます。

次にご紹介するのは、「ポスト投函できる什器」です。

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ポストインサイズで送れる折りたたみ式の什器なので、商品を展開している店舗へ什器を提供する際の配送料を削減可能です。組み立て説明書を同梱のうえ配送することで、各店舗で組み立てをおこなっていただくことができます。
簡単に組み立てできる形状のご提案や、説明書の作成もお任せください。

ここからはおすすめの素材をご紹介します。まずご紹介する素材は「Re-board(リボード)」です。

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「Re-board(リボード)」とは、スウェーデン生まれの100%紙で作られた環境に優しい素材です。中芯を蜂の巣のような「ハニカム構造」にすることで、高い耐久性や保温性、断熱性、耐水性を兼ね備えており、ヨーロッパを中心に店舗什器や店頭ディスプレイに用いられています。
軽量で持ち運びがしやすく、パズルのようにはめ込んでいく作業だけで簡単に組み立てられる設計になっています。

印刷も自由にできるので、このリボード製什器に商品を陳列するだけで、ブランドの世界観を演出することができます。

次にご紹介するのは、「リフモ」と呼ばれる素材です。
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リフモとは、100%繊維廃棄物からできた新素材リサイクルボードのことで、捨てられてしまう古着や古布を綿に戻してから加熱・加圧することでつくられます。軽量で、重量物を載せても耐えられる強度をもつのが特長です。

「Re-board(リボード)」とは対照的に、重厚感のある素材なので、環境に優しい素材ながらも高級感を演出することが可能です。
色については混ぜられている古着や古布の種類によって変動しますが、大きく分けてブラック系とホワイト系のカラーをご用意しています。

時代とともに変化していくということ

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どんなことでもインターネットやSNSで情報収集するようになった現代。
購入するきっかけとなる情報の収集方法やパッケージのトレンドは時代とともに変わっていきますが、「消費者の手元に届くまで商品を保護し、商品を手にしたときの満足度を高める」という、パッケージの役割は変わりません。

多くの企業が時代に合わせて新たな市場に参入したり、新たなブランドを立ち上げたりしていくなかで、「パッケージ」も成功のために重要な要素のひとつとなるのではないでしょうか。
もちろん商品が主役であり、パッケージはその引き立て役に過ぎませんが、商品をより魅力的に演出するパッケージやそのブランドの世界観を消費者へ伝えるための店頭什器など、あらゆる角度からご提案させていただくことで、企業様の時代に合わせた変化をサポートすることが私たちの役割だと考えています。

そのために私たちはこれからもパッケージのトレンドを追い続け、パッケージ業界をけん引していきます。

総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイディアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

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これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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