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環境対応製品の開発

環境対応製品の商品開発体制

持続可能な社会の実現に向けて、環境対応パッケージの需要が高まっています。当社では、「素材」「設計」「技術」の観点から、環境対応製品の研究・開発を行っています。商品開発の中心となる「包装研究室」と「営業統括室」は、営業本部に属し、直接お客様と接する営業に近い位置で顧客ニーズや市場ニーズに合った新商品の開発を行っています。

商品開発体制図

商品開発体制図
  • 包装研究室・・・製造部門と連携しながら、紙加工品を中心としたパッケージの構造設計やグラフィックデザインを担うクリエイティブ部門です。全国約70名が在籍し、知見とアイデアを結集し、顧客ニーズに合ったモノづくりに励んでいます。軽量化や省資源化を実現する設計、環境に配慮したインキやリサイクルしやすい単一素材の提案など、環境負荷低減を追求した付加価値の高いパッケージ開発を行っています。
  • 素材開発部・・・市場の動向をふまえながら、素材メーカーや研究機関と連携し、顧客のニーズに合う機能や特性を持った新素材開発に取り組んでいます。
  • 包装ソリューション開発部・・・顧客の包装ラインにおける課題を分析し、効率化・合理化を実現する最適なパッケージソリューションを提案しています。包装資材の提供に留まらず、顧客の課題解決に貢献することで、長期的なパートナーシップを構築しています。

情報包装開発会議

クリエイティブ・営業・製造部門等からメンバーを選出し、「紙器」「製袋」「輸送包装」の3つのセグメントに関する研究・新商品開発を行う研究会を設置しています。市場動向や顧客ニーズ、社会課題といった多角的な情報から具体的テーマを設定し、年に2回全社で会議を開き、研究結果や開発商品を発表・共有しています。

情報包装開発会議組織図

新製品・設備の紹介

プラスチックトレーの代替「紙製絞り容器」

プラスチック製や発泡スチロール製トレーの代替となる紙製絞り容器の製造を開始しました。主に食品包装シーンにおけるプラスチック使用量削減に貢献するアイテムです。

紙製絞り容器

製品の特長

  • 接着剤不使用の1枚の紙からなる紙製成型品のため、水分を含む食品にも安心して使用できる
  • 冷凍保存からレンジ加熱調理に対応可能
  • 改正食品衛生法に適合した内面コーティングを施しているため、食品一次容器として使用可能

紙器の水性フレキソ印刷機導入

当社は、環境負荷低減への取り組みとして、紙器の水性フレキソ印刷機を導入しました。エネルギー効率の良い設計により、印刷工程におけるCO2排出量の削減に貢献します。 また、使用するインキは、有機溶剤の含有量が限りなくゼロに近く、VOCの排出量が少ない環境に優しい水性インキを使用しています。UVオフセット印刷インキに含まれる光重合開始剤を使用していないため、人体への影響が少なく、作業者や消費者の安全性向上にも寄与します。


緩衝機能付きワンタッチ配送ケース

ALL紙製の緩衝機能付き封筒「CC-PACK®」と同じ素材を使用した配送ケースです。輸送時に受ける外からの衝撃を3層から成る柔らかい特殊素材が吸収するため、プラスチック製緩衝材等の利用を削減できます。また従来の段ボール素材でつくられたケースよりも軽量であるため、輸送時のCO2排出量抑制にも貢献します。

緩衝機能付き配送ケース

製品の特長

  • ALL紙製のためリサイクル可能
  • クッション性のある特殊な紙素材を使用
  • 従来の段ボールよりも軽量
  • ワンタッチで組み立て可能


CC-PACK<sup>®</sup>

CC-PACK®のラインアップ

総合パッケージメーカーのノウハウを活かして開発した当社オリジナルの輸送包装材です。緩衝性のある柔らかな紙素材を使用しているため、梱包するアイテムの厚みにあわせて、マチ幅を簡単に変える事ができます。

 

FSC®商品(紙袋・紙器・段ボール)の 売上高構成比と目標

当社はFSC®認証材及び管理原材料を使用した紙や紙製品に与えられるFSC® CoC認証を取得しています。これにより、当社のお客様は、適切に管理されたFSC®認証林からの原材料および再生資源をパッケージに採用していただくことができます。2023年にマテリアリティKPIとして「FSC®商品(紙袋・紙器・段ボール)の売上高※1構成比を50% 以上にする」を定めました。2024年度の実績においては、FSC商品の販売額は前期比9.8%増加し、食品市場向け販売額は前期比9.7%増加しました。今後もFSC®商品の販売を通して、自然環境および社会に対する企業責任を果たしていきます。

  • 売上高 = ザ・パック単体の紙加工品事業全体

FSC®商品の売上高構成比

  2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
構成比(%) 10.8 13.2 17.4 20.2 21.2

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