プロジェクトを知る
お客様の期待に応えて。
新しい概念の配送箱で、
エンドユーザーとの
新しい関係性をつくれ。
PROJECT DESCRIPTION
- CLIENT
- 株式会社富士フイルムヘルスケアラボラトリー
- PRODUCT
- 化粧品・サプリメントの配送箱
- MARKET
- EC商材
- SEASON
- 2016年7月〜2020年2月現在

PROJECT MEMBER

I.A.さん
営業
2007年入社
商学部

T.S.さん
デザイン
2012年入社
グラフィックデザイン専攻

S.T.さん
設計
2014年入社
プロダクトデザイン専攻

Prologue
「箱をつくる」から
「コミュニケーションをつくる」へ。
激しい競争がつづく通信販売業界。化粧品・サプリメントの通信販売を行うクライアントから求められたのは、エンドユーザーの満足度をとことん突き詰めた配送箱への刷新でした。
(S.T.さん/設計)
クライアントには、誠実さを持って、商品やサービスでお客様の期待に応えていくというミッションがあります。エンドユーザーの声をもとに、これまでの箱のサイズ、強度、箱の捨てやすさ、包装の過剰性を変え改める。そしてエンドユーザーにメッセージが伝えられるデザインへと変貌をとげる。設計とデザインが連動した提案を行い、パッケージメーカー6社のコンペを勝ち取ることができました。
(I.A.さん/営業)
エンドユーザーからは「可愛らしいイラストに癒され、初めて筆をとってしまいました」「年配の自分でも簡単に開け・折りたためて捨てることができて感動した」などの声が挙がり、大きな反響を得ることに成功。2016年7月からはじまったこのプロジェクトは現在もリニューアルをしながら進行中。今急成長している通販市場において、成果を残すことができました。
(T.S.さん/デザイン)

Breakthrough
課題をクリアするために、
チームで走りながら考え抜く。
当時はECへの注目度が高まり始めていた時期で、社内にノウハウがない中での提案でした。また、短い時間でクライアントの「らしさ」をつかむデザイン作業に頭を悩ませました。それでもエンドユーザーにクライアントのアイデンティティが伝わるよう考え抜き、誠実さやあたたかさをデザインすることに思い至りました。配送箱を開けるとあらわれるのは、感謝の言葉たち。季節ごとに変わるイラストをもちいて、エンドユーザーを飽きさせない点にもこだわっています。通販商品の場合、箱が手元に届くまでのプライバシーを守れるかどうかも気にしなくてはなりません。制約を遵守しつつも箱を開けた際の特別感をうまく演出することができました。
(T.S.さん/デザイン)
ヘルスケア商品はヒトに触れる商品ですから、衛生面や強度面にも妥協は許されません。その上で、畳みやすく、かさばらない、テープレスでの開閉ロックができる等の相反する要件を1枚の展開図面から叶える必要がありました。何度もトライアンドエラーを繰り返して、ようやくキリトリ展開の最適仕様にたどりついた時は、とても達成感がありました。ありがたかったのは、上司、設計チームの存在です。数百、数千の設計経験から最適な設計をアドバイスしてくれるため、チームで仕事を進める大切さに改めて気づきました。
(S.T.さん/設計)
納品後も、困難が立ちはだかりました。運送会社に受け渡す際に1列14段をカゴ車に積み上げるため、天面が水平でなければ荷崩れを起こしてしまうことが課題としてあがってきたのです。構造上、組み方によって片側が若干高くなるなど個体差があるため、設計を根本から見直す必要がありました。提案している形状で改善できないかを工場や設計と何度も打ち合わせし、罫線の部分を折りやすくする加工や段目を潰すことでズレを解消。不可能と思われていた課題がチーム力で解決できました。
(I.A.さん/営業)
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