リスクマネジメント
リスク管理体制
リスク管理体制につきましては、リスクを未然に予防することを含め各業務部門における業務・経営・市場・信用等のあらゆる面のリスクを捉え、自然災害から人為的なリスク、社内外でのリスク等を正確に把握、分析、対処していく体系的なリスク管理体制の整備に取り組んでおります。
また、法令遵守に関しましては、「ザ・パックグループ行動規範」を制定し、当社グループ会社の役員及び社員が守るべき行動や判断の基準となる原則を定めております。
サプライチェーンリスクマネジメントの推進
不安定で予測不能な環境において生産ラインとサプライチェーンを継続させることは重要な課題となります。 当社では、サプライチェーンの継続を脅かす外部リスクとバリューチェーンへの影響を認識し、重要課題であるマテリアリティにも反映致しました。
社内体制の整備と、サプライチェーンリスクマネジメントの推進を以下のように取り組んでおります。
外部リスクを認識
① 政治的リスク
- 紛争または安全保障政策により、
原材料の輸入が寸断、または輸入コストが増加
② 原材料調達リスク
- 原材料・製造・配送コストの負担増
- 原材料調達のヘッジコスト上昇
③ 環境的リスク
- 自然災害増加にともなうサプライチェーン寸断・生産停止
- 森林資源の植生変化による調達コスト増加
- 炭素税導入等による税負担の増加
④ 法的リスク
- 法令・規制・訴訟リスク対応へのコスト増加
マテリアリティの設定
調達・生産・販売におけるさまざまなリスクに対応するサプライチェーンの強化
当社の取り組み
サプライチェーンの強化
- 中国・米国のグループ会社とのサプライヤーの情報共有と相互の有効活用
- 需要予測に対応した供給能力の増強(国内・海外でのパートナー企業の調査・技術指導・定期的な品質パトロール)
レジリエンス(復旧力)強化
- 日本:東日本(埼玉県)、西日本(大阪府)に主力工場を持つ強み。大阪工場の建替えによりその強みを強化
- 海外:地政学的リスクを回避する為の複数国に渡るサプライチェーンの構築
サイバーリスク対策
- 社内基幹システム刷新によるシステム障害軽減