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ギフト需要を掴む!ホリデーパッケージの日米トレンドとアイデア

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ギフト需要を掴む!ホリデーパッケージの日米トレンドとアイデア

ホリデーシーズンは、消費者の購買意欲が高まり、企業にとって大きなビジネスチャンスとなります。
その機会を逃さず、売上を最大化するには、商品だけでなく「パッケージ戦略」も重要です。
今回は、近年のホリデーパッケージトレンドを振り返るとともに、今後のホリデーシーズンを彩るパッケージアイデアをご紹介します。

ホリデーパッケージの効果

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ホリデーシーズンは、効果的なパッケージ戦略が売上を左右します。
パッケージは商品保護だけでなく、ブランドイメージ構築、顧客体験向上、そして売上アップに貢献する重要なマーケティングツールです。
特にホリデーシーズン向けのパッケージには、以下のような効果があります。


①販売促進効果

期間限定・数量限定パッケージは、商品の価値を高め、購買意欲を刺激します。
株式会社マッシュスタイルラボ様のルームウェアブランド「ジェラート ピケ」では、2024年のホリデー限定商品の販売に合わせてホリデー限定のギフトパッケージを充実化し、ギフトに特化したポップアップイベント「クリスマスギフトマーケット2024」を実施しました。
イベントブース内にはフォトスポットが設置されていたことから、多くの来場者がホリデー限定パッケージと共に写真を撮ってSNSに投稿。大きな話題を集め、売上は予算を20%上回る結果となりました。
出典:株式会社繊研新聞社「『ジェラート ピケ』 ギフト特化の期間限定店が盛況 16日間で4万人が来店」(2024年12月23日)


②ブランドイメージの向上

消費者は、ブランドの価値やこだわりを、商品からだけでなくパッケージからも感じ取ります。そのため、デザイン性の高いホリデーパッケージは、ブランドイメージの向上に大きく貢献します。


③顧客ロイヤルティの向上

特別なパッケージは、「選ぶ・贈る・開ける」体験を特別なものにし、ブランドへの愛着を育みます。
結果として、リピーターの獲得にも繋がります。


④競合他社との差別化

独自性のあるオリジナルパッケージは、競合他社との差別化を図る上で非常に有効です。
ホリデーシーズンは、特に競争が激化する時期だからこそ、他社とは異なる魅力的なパッケージで、市場における優位性を築く必要があります。

日米ホリデーパッケージトレンド

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ザ・パックでは定期的に、日本国内および海外で使用されているホリデーパッケージの市場調査を行っています。
以下では、日米のホリデー消費傾向と、2024年に実施したザ・パックの調査により得られたホリデーパッケージトレンドをご紹介します。


日本のホリデー消費傾向とパッケージトレンド

2024年の日本のホリデーシーズンは、物価高やクリスマスが平日だったことによる影響から、節約志向が強まる傾向が見られました。株式会社インテージの調査によると、クリスマスの平均予算は前年比約3割減の16,329円でした。
出典:株式会社インテージ「2024年クリスマス予算、前年から3割減少」(2024年12月19日)
一方で、ソーシャルギフト※の利用は増加しており、LINEギフトなどのプラットフォームでは、ホリデーシーズン限定パッケージ入りの商品展開が活発に行われました。これは、手軽にギフトを贈りたいというニーズの高まりを示唆しています。
※ソーシャルギフト:オンライン上でギフトコードやURLを贈り、受け取った人が商品やサービスと交換できるギフトサービス
参考記事:【EC・ソーシャルギフト】多様化するギフト需要に対応するパッケージデザインのポイント

日本のホリデーパッケージで近年見られる傾向は以下の通りです。

高級感と洗練されたデザイン

エンボス加工や箔押しなどを施した高級感のあるパッケージや、光沢感のあるホイル紙を使用した洗練された印象のパッケージが人気です。

小型・変形パッケージの増加

ソーシャルギフトやプチギフトに対応した、小型ながらも目を引く変形パッケージが増加しています。

環境負荷低減素材の使用

環境意識の高まりから、FSC認証紙やリサイクル素材を使用するなど、環境配慮型のパッケージの増加が続いています。

アフターユース(二次利用)しやすいパッケージ

ギフトを受け取った後も、小物入れやトートバッグなどとして再利用できるパッケージは、サステイナビリティの観点からも評価されています。

省資源パッケージ

持ち帰り袋を兼ねたハンドル付きギフトパッケージなど、資材の使用量削減を実現するパッケージも人気です。


アメリカのホリデー消費傾向とパッケージトレンド

アメリカのホリデーシーズンは、年間で最も消費が活発な時期であり、家族や友人へのギフト需要が特に高まります。米国の世論調査会社ギャラップ社の調査によると、2024年のホリデーシーズンのギフト支出意向は、平均1,014ドル(1ドル=140円とした場合、141,960円)と高額でした。
出典:Gallup, Inc.「U.S. Consumers Plan Generous Holiday Spending」(2024年10月25日)
また、オンラインショッピングの拡大傾向も継続しており、2024年のホリデーシーズンのオンライン売上は過去最高の2,414億ドルを記録しました。
出典:アドビ株式会社「米国ホリデーショッピングシーズンのオンライン売上が前年比8.7%増、過去最高の2,414億ドルを記録」(2025年1月16日)
こうした背景から、アメリカの小売業界にとってホリデーシーズンはとても重要な時期であり、販促に向けたパッケージ戦略の強化が欠かせないタイミングとなっています。

アメリカのホリデーパッケージで近年見られる傾向は以下の通りです。

鮮やかな色使いとインパクトのあるグラフィックデザイン

アメリカでは、鮮やかな色使いやインパクトのあるグラフィックデザインで華やかさを演出する傾向があります。パッケージを多色展開にすることで、選ぶ楽しさを付加している事例もあります。

環境負荷低減素材の使用

環境意識の高まりから、市中回収古紙(PCW)やFSC認証紙、リサイクル素材を使用したパッケージが一般的になっています。特に、リサイクルペットボトル配合素材でつくられた不織布製の袋を見かける機会が多いです。これは、「リサイクル」「リユース」の両側面から見て環境にやさしいパッケージと言えます。

ギフト需要への対応

ギフト需要の高まりに対応した、セット販売商品(ボックスに複数のアイテムを詰め合わせた商品)が人気です。また、贈る相手の名前を書き込める仕様のパッケージも多く見られます。

開封体験を楽しめるアドベントカレンダー

アドベントカレンダーは、開封体験を楽しめるギフトとして定番化しています。


日米のトレンドを比較すると、共通して「見た目のインパクト」と「環境への配慮」が重視されていることが分かります。
しかし、「見た目のインパクト」の表現方法には違いがあり、日本は加工や素材、形状でデザイン性を高めているのに対し、アメリカでは印刷によるグラフィックデザインで華やかさを演出する傾向があります。

ホリデーを彩るパッケージアイデア

ここからは、上記でご紹介したトレンドを踏まえ、ギフト向けアイテムを中心に、ホリデーパッケージのアイデアをご紹介します。

①ディスプレイとしても店内を彩る「オーナメントボックス」

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家やバッグなどのかたちをしたオーナメント型の箱です。
手のひらサイズのこちらのパッケージは、子どもや友人へ気軽に渡すプチギフトやソーシャルギフト向けのパッケージとしてもおすすめです。
ハンドクリームやチョコレートなど、小さいサイズの商品との相性が良く、設計次第でさまざまな形状での製造が可能です。店頭に並べたりクリスマスツリーに吊るしたりと、ディスプレイとしても使用できるため、売り場を華やかに彩る効果も期待できます。


②光沢加工が特別感を演出する「ワンハンドル紙袋」

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持ち帰り用の袋としてはもちろん、簡易ギフトラッピングとしても使用できるワンハンドル紙袋※です。
紙袋はハンドルが2本付いているのが一般的ですが、あえて1本にすることで、シンプルでスタイリッシュな印象を与えることができます。
紙袋の表面にはUVニス加工によって幾何学模様をデザインし、さりげない光沢感と高級感を演出しています。さらに、ハンドル部分にはラメ入りのリボンを使用することで、ホリデーシーズンにぴったりの華やかさを演出できます。
※ワンハンドル紙袋は持ち手部分に負荷が集中しやすいため、サイズが大きい商品や重さのあるアイテムには不向きな点に注意が必要です。


③写真撮影時の背景にもなる「内面デザイン配送箱」

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商品撮影時の背景として使用できる、内面にデザインが施された配送箱です。
ミシン目に沿って開封し、左右のフラップを開くと、奥側で背景ボードのようなPOPが立ち上がります。ホリデー柄の商品を箱の中に入れて撮影することで、背景と商品の世界観がマッチし、ホリデー感のあるSNS映えする写真を撮ることができます。


④開封体験を楽しめるアドベントカレンダー

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ホリデー当日までのカウントダウンを楽しめる商品として人気が高まっているアドベントカレンダーのパッケージです。
数字が書かれた小箱の中にはお菓子や化粧品などのアイテムが入っていて、クリスマスまでをカウントダウンしながら毎日1個ずつ開ける楽しみが続きます。小箱を開ける体験そのものが、記憶に残る演出となり、わくわく感をより一層高めてくれます。
ギフトとしてはもちろんですが、自分へのご褒美として購入する消費者も多いです。小箱のサイズや形状は、中に入るアイテムや目指すイメージによって変更できるため、ブランドの独自性を発揮しやすいパッケージです。


今回ご紹介したパッケージ以外にも、せり上がりボックスやマグネット付きの折りたたみ式ギフトボックス、ギフト巾着袋など、さまざまな形状や素材、用途のオリジナルホリデーパッケージを製造可能です。

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記憶に残るギフト、特別なホリデー体験。
それを叶えるのが、魅力的なホリデーパッケージです。
商品の価値を高め、ブランドイメージを向上させることは、売上アップに貢献します。さらに、お客様の心に深く刻まれる特別な瞬間を創り出すことで、忘れられないホリデー体験を提供します。
今年のホリデーシーズンは、ザ・パックのパッケージで、感動体験を届けませんか?

総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイデアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

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これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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