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【EC・ソーシャルギフト】多様化するギフト需要に対応するパッケージデザインのポイント

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【EC・ソーシャルギフト】多様化するギフト需要に対応するパッケージデザインのポイント

人々のライフスタイルの変化に伴い、ギフトの買い方や贈り方は大きく変化しました。儀礼的な要素の強い中元・歳暮などのフォーマルギフト市場が縮小している一方で、誕生日や記念日などに贈るカジュアルギフトの需要が高まっています。

ギフトを選ぶ際、重要な要素のひとつが「パッケージ」です。変化を続けるギフト市場において、どのようなパッケージを選べば消費者の心を掴むことができるのでしょうか。
今回は、ギフト市場の現状について見るとともに、多様化するギフト需要に対応するためのパッケージアイデアをご紹介します。

ギフト市場の現在~多様化する買い方・贈り方~

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ギフト市場は、コロナ禍により打撃を受けたものの、その後は安定した成長を続けています。特にフォーマルギフト(中元・歳暮など)を除く、カジュアルなギフトの需要が高まっています。
参照:矢野経済研究所「ギフト市場に関する調査を実施(2023年)」(2024年2月6日)

ギフトモール オンラインギフト総研の調査によると、ギフト購入場所の1位が「総合ECサイト」、5位が「ギフト特化型ECサイト」という結果になるなど、ECサイトでのギフト購入も一般的になりつつあります。
参照:ギフトモール オンラインギフト総研
ギフトモール オンラインギフト総研<全国の男女2,400名にギフト利用実態を調査>」(2022年10月19日)

また、ソーシャルギフト※に興味を持つ消費者も増えています。特に若い世代でその傾向が強く、ギフトモール オンラインギフト総研の調査によると、Z世代の6.5人に1人が「SNS上でだけ知っている友人」にギフトを贈ったことがあるという結果が出ています。
参照:ギフトモール オンラインギフト総研
ギフトモール オンラインギフト総研<Z世代300名のギフト実態を調査>」(2022年8月24日)

ソーシャルギフトはいつでもどこでも、住所を知らなくても送ることができるため、気軽にギフトを贈り合いたい現代の消費者ニーズにマッチし、人気が高まっているようです。
※SNSやメールなどを通じてURLを共有するだけで贈ることができるギフト(例:eギフト、LINEギフトなど)

しかし、ECでギフトを購入する場合やソーシャルギフトを贈る場合、消費者は商品の実物を手に取って見ることができません。ECサイトやカタログ上の写真だけを見て、ギフトを選ぶ必要があるのです。特に、複数の企業の商品が取り扱われているECサイトやソーシャルギフトでは、多くのギフト商品の写真がずらりと並んで表示されます。そのため、企業側にとっては、いかに消費者の目を引き、興味を持ってもらうかが課題となります。
そこで役立つのが「パッケージ」です。パッケージの形状が変わっていたり、商品を引き立てる工夫がされていたりすることで、消費者の心を掴むことができます。

以下では、写真に写る商品の魅力を最大限に引き立てるための具体的なパッケージアイデアをご紹介します。

消費者の心を掴むパッケージデザイン

①商品の魅力が引き立つパッケージ

カタログやECサイト掲載用の写真を撮影する際、商品のみを撮影することも多いですが、パッケージと一緒に撮影することで、ギフトを贈る相手の元に届いたときの印象や見た目(形状、大きさ、デザインなど)を贈り手側が想像しやすくなります。さらに、商品のコンセプトに合わせたデザインをパッケージに施すことで、1枚の写真で「商品そのもの」だけでなく、「商品のコンセプト」も伝えることができます。

こちらのパッケージは、一見するとただの四角い箱ですが、開けると三角形のサンドイッチが2つ並んだような見た目になります。

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開けた状態で安定するため、パッケージに入った状態の商品を撮影しやすいことがポイントです。商品のパッド部分にデザインを入れることで、パッケージが背景のような役割を果たして商品を引き立て、見え方が華やかになります。 市場であまり目にしない形状ながらも、閉じた状態では四角い箱なので、包装紙を巻いたり配送用に梱包したりする際にも手間なく対応できます。少し変わったパッケージにチャレンジしてみたい!という企業様におすすめです。

②変わった形状で目を引くパッケージ

ECサイトでギフトを購入したり、ソーシャルギフトを利用したりする際は、スマートフォンなどの小さな画面上で商品を選ぶことも想定されます。そのため、一目で見て変わった形状であることがわかると、消費者の興味を引きやすくなります。中身の商品に関連する形状やデザインであるとより訴求効果が高まります。

こちらのパッケージは、プレゼントボックスの形状をモチーフにした、ギフトにぴったりな変形箱です。
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箱の上部には、リボンのような柔らかくしなやかな曲線を描くパーツが付いており、組み立てるとまるで本物のリボンが結ばれているかのような見た目になります。リボン状のパーツは箱本体と一体になっているため、パーツが複数あることによる煩わしさを感じることもありません。リボンを掛けるなどの手を加えることなく、ギフト感を存分に演出できるパッケージです。
ホイル紙など光沢のある特殊紙で製造することで、高級感や特別感も演出できます。 商品を店舗で販売する際には、陳列のしやすさなどの都合から、変形パッケージを使うことが難しい場合もあります。しかし、ECやソーシャルギフト限定の販売なら、変形パッケージを採用しやすいのではないでしょうか。

③贈り手の想いを表現するパッケージ

贈り物を選ぶ際に、何を選んだらよいかわからず迷ってしまう消費者に対してアピールするには、贈るシーンを明確に示すことが効果的です。そうすることで、「この目的だからこれにしよう!」というように、消費者のギフト選びをサポートできます。

こちらの段ボール製パッケージは、フタを開けるとPOPが飛び出してくる設計になっています。

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POP部分には「THANK YOU」という文字のかたちの切り抜きがあり、贈り手からのメッセージを届けることができます。
このパッケージは、通販用パッケージとして採用し、ギフトの受け取り手の元に直接配送する使い方がおすすめです。そうすることで、遠くに住んでいて直接ギフトを渡すことができない相手にも、贈り手の想いやサプライズ要素を盛り込んでギフトを届けることができます。

「HAPPY BIRTHDAY」「HAPPY HOLIDAYS」など、異なるメッセージがデザインされたパッケージを用意することで、内容物は同じでも、異なるシーンや受け取り手に合わせたギフトを提供することが可能です。また、板紙でも製造できるため、通販パッケージだけでなく、商品パッケージやセット箱にもこのアイデアを取り入れることができます。


多様化するギフト需要~パッケージデザインの重要性~

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最近では、ギフトの買い方や贈り方が多様化し、商品を直接見ずにギフトを選ぶ機会が増えています。そのため、他の商品と差別化して消費者の目を引くためには、「パッケージ」の工夫が欠かせません。 特にECサイトやソーシャルギフトなど、視覚的に訴求することが重要な市場では、「パッケージデザイン」が非常に大切です。今回ご紹介したような「かたち≒設計」でのパッケージデザインはもちろん、グラフィックデザインも重要なポイントのひとつです。

ザ・パックには、パッケージに特化したクリエイティブ部門があり、箱や段ボールの構造設計、グラフィックデザインなどに工夫を凝らした提案が得意です。 ロゴデザインを含むブランディングから、SNSなどで話題を呼ぶパッケージの企画、機能面での課題解決(組み立て作業性や配送時の商品固定等)など、幅広いパッケージ製作に関するお悩みに対応します。 また、カジュアルギフト需要の高まりで、ギフトは“特別なもの”ではなく“日常的なもの”へと変わりつつあります。ギフトを贈る機会が増え、「何を贈ったら良いかわからない」と悩む消費者に対しては、ギフト選びのヒントとなるような工夫を施すことで、ギフト選びのストレスを軽減することができます。それによりギフトを選ぶ時間が楽しいものになり、顧客体験(CX)向上にもつながるかもしれません。

ギフト向けパッケージの企画をお考えの企業様はぜひザ・パックにご相談ください。内容物や用途に合わせて最適なパッケージをご提案します。


総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイデアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

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これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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