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手提げ紙袋のかたち、いろいろ。 パート2(MF編2)

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手提げ紙袋のかたち、いろいろ。 パート2(MF編2)

手提げ紙袋のオーダーメイドというと、袋本体部分のカラーリングやロゴの配置をイメージする方が多いと思います。
手提げ紙袋は「モノ」を入れて「持ち運ぶ」ためのパッケージであり
パッケージメーカーとしては、紙袋の形、中でも紐(ハンドル)部分はこだわりたいポイントです。
中に入る「モノ」が軽いのか重いのか、袋を使う方の性別や年代はどうか、定番ものかシーズン限定かなど、使用する人やシーンに合わせて、最適な形や紐を選択できることがオーダーメイドで作ることのメリットです。
おすすめの紐や形を知りたい!というご希望がありましたら、ぜひお問い合わせフォームよりご連絡下さい。

手提げ紙袋のかたち、いろいろ。パート1
以前のブログ記事に引き続き、手提げ紙袋の形状の分類について詳しく触れていきます。

ザ・パックオリジナルハンドルとは

ザ・パックは、独自に開発したオリジナルハンドル(紐)を数種類もっています。
お客様からのご意見や、営業スタッフからの要望、パッケージの構造設計者のアイディアなど、様々な「あったらいいな」の声に対し取り組んだ結果、実現してきました。
たとえば、やわらかく手になじむ紐を機械で取り付けること、ポリ袋に匹敵するほど安価な紙袋にすること、など課題は様々です。

ザ・パックは紙袋製造の自社工場を国内では大阪と東京の2拠点を持っており(国内製造拠点)、「紙袋を作る」プロ集団によって日々製品を作り上げています。
その2拠点ではほとんどの紙袋が全行程機械によって作られるため、製造現場での緻密な工夫や改良が大きなカギとなります。
製造チーム、技術開発チーム、営業チーム、デザインチームなどが連携した研究活動が絶えず続けられ、進化し続けていることがザ・パックのオリジナルハンドル開発へとつながっていくのです。
ザ・パック(株)東京工場

目指せ!アメリカのスーパーマーケットの紙袋

ここ20年程、地道に開発を続けているのが、「アメリカのスーパーマーケットの紙袋」のようなフォルムの実現です。

アメリカのスーパーマーケットの紙袋
こちらの写真の男性が手にしている、口部分がギザギザカットで、太めの紙の平紐が紙袋の外側に付いているタイプの紙袋に私たちは注目してきました。
日本ではあまり見かけないタイプですがそれゆえに珍しく、アメリカの環境意識が高いスーパーで採用されていることも人気の理由かもしれません。

ところが、既存の製袋機でこの紙袋を作ろうとしても、構造上再現が難しく
また紐の強度などの機能性の面からも多くの課題を抱えたまま一歩ずつ進んできました。
例えば、アメリカではほとんどの人が車でスーパーに買い物に行くため、極端な話レジから駐車場まで購入した商品を運べれば事足りるのですが
日本では生活スタイルが異なり長時間持ち歩く可能性があることから、ハンドル(持ち手)部分の強度がきちんと担保されるような改良が必要でした。

試行錯誤の結果誕生したオリジナルハンドル(紐)のうち、ひとつは以前の記事で紹介した平紐の太さが約18ミリと幅広のタイプ(MF-R)です。
今回はそのあとから開発されたハンドルについてご紹介していきます。

MF-HS(18ミリ幅平紐―外付け・補強紙あり)

MF-HS
改良の結果、幅広の紙の平紐を紙袋の外側に付けることに成功しました。
ところがハンドル部分の強度を担保するために、通常は「補強紙」と呼ばれる当て紙で上から押さえ貼りして紐の強度が成立していることから、外側に補強紙が見えているデザインのみで製造が可能となりました。
この形状を「ハンドル(H)・外付け(S)」の略でMF-HS(エムエフ・エイチエス)と呼んでいます。

MF-HSの最大の特徴は、口部分を折り返してしっかりと封緘(ふうかん)して持ち運ぶことができる点です。

封函機能
例えばファストフードやテイクアウトのお弁当など、においが広がるのを防いだり、異物混入を防ぐ効果が期待できます。
また中身が見えない特徴から、ギフトラッピングとして開けるワクワク感を演出したり、 福袋に採用された事例も多くあります。
フォルムの珍しさ、かわいらしさからアパレルショップにも人気があります。

デザイン面では、補強紙の部分にも印刷ができるため、
あえて本体をシンプルにして、補強紙で遊び心を加えるなどの演出も効果的です。

営業スタッフがサンプルをもとに詳しいご説明を致しますので、 気になる点はぜひお問い合わせください。

これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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