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箱のかたち、いろいろ。 パート5(ハンドル付き編)

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箱のかたち、いろいろ。 パート5(ハンドル付き編)

驚くほど多様で奥深い紙箱(紙製の箱)の世界。「箱のかたち、いろいろ。」シリーズでは、バリエーション豊富な箱の形式を掘り下げて紹介しています。
これまでのシリーズでは、紙箱の代表的な形式についてご紹介したうえで、テーパーボックス、貼り箱に焦点を当ててきました。

過去の「箱のかたち、いろいろ。」シリーズ:
箱のかたち、いろいろ。パート1(組み立て式紙箱編)
箱のかたち、いろいろ。パート2(テーパーボックス編①)
箱のかたち、いろいろ。パート3(テーパーボックス編②)
箱のかたち、いろいろ。パート4(貼り箱編)

第5回目の今回は、持ち運びに便利でありながらフォルムやデザインも楽しめる「ハンドル付き」
箱の代表的な形式についてご紹介します。

ハンドル付き箱の特長

ハンドル付き箱は、その名の通り、持ち運びに特化したデザインが特徴の紙箱です。一般的には、上部にハンドル(取っ手)が付いており、手軽に持ち運ぶことができるよう設計されています。
素材や設計次第で、持ち帰り用の袋を使用することなく商品を持ち運べるため、資材の削減にも貢献しうるパッケージです。

ハンドル付き箱の主な特長

  • 持ち運びがしやすい

    先に述べた通り、ハンドル付き箱は片手で簡単に持ち運ぶことができます。
    ハンドルをしっかりとつかむことで、箱を落としてしまうリスクを軽減できるほか、強度に配慮した設計にすることで、重い商品や複数の商品を一度に安全に運ぶことも可能です。

  • 手に取ってもらいやすい

    人が手で持つことを想定して設計されたハンドル付き箱は、シンプルな四角い箱と比べて印象に残りやすいです。特に商品パッケージとして採用した場合、“思わず手に取りたくなる”ような魅力のあるパッケージになります。視覚的な訴求力が高く、店舗での販売促進にも効果的です。

  • カスタマイズ性が高い

    組み立て式紙箱の一種であるハンドル付き箱は、形状や素材のバリエーションが豊富で、幅広いデザインイメージに対応できます。特にハンドル部分は、形状や素材の自由度が高く、さまざまな用途やシーンに合わせたカスタマイズが可能です。
    これにより、企業やブランドのイメージをパッケージを通して消費者に伝えることができます。

ハンドル付き箱はその多機能性と利便性から、さまざまなシーンで活躍しています。次からは、具体的な形式バリエーションについてご紹介します。


形式バリエーション

ハンドル付き箱には、「ハンドル一体型」と「ハンドル後付け型」の2種類あります。
ハンドル一体型は、その名の通り箱本体とハンドルが一体となっている形式で、基本的にハンドルと本体は同じ紙素材となります。ハンドル後付け型は、本体とハンドルが分かれている形式で、リボンや紐などの紙以外の素材をハンドルとして採用することもできます。
ハンドル一体型は、ハンドルの形状を変えることで遊び心を演出でき、ハンドル後付け型はハンドルの素材で独自性を出すことが可能です。


ハンドル一体型

ハンドル一体型は、フォルムのバリエーションが多く、設計の工夫次第で個性的なパッケージにすることができます。
ここでは、特にフォルムが特徴的な形式の例として、2種類の形式をご紹介します。


糊貼りなしタイプ(ハンドバッグ型)

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糊貼りなしタイプ(ハンドバッグ型)は、底面から内容物を包み込むような構造で、ハンドバッグのような見た目が特徴的な形式です。糊貼りの加工が不要であるため、低コストで製造できます。
そのかわいらしいフォルムから、化粧品やアクセサリーなどのパッケージとして人気があります。特に、ギフトボックスや季節のイベント(クリスマスやバレンタインなど)用パッケージとしての採用が多い形式です。
また、「手に取ってもらいやすい」というハンドル付き箱の特長が発揮されやすい形式であるため、お土産などの食品向けパッケージとしても採用されています。


ハンドルフラットタイプ

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ハンドルフラットタイプは、フタとなるフラップの切れ込みに、もう片方のフタを差し込むことでハンドルが形成される形式です。ハンドルが平らで、天面は常にフラットな状態で保たれるため、積み重ねできる点がメリットです。
ハンドル部分が紙1枚で構成されているため、重量物には不向きですが、軽量な内容物であれば幅広く対応可能です。たとえば、クッキーなどの焼き菓子を入れるギフトボックスやお土産用のパッケージとしておすすめです。


ハンドル後付け型

ハンドル後付け型は、箱本体の素材やデザインに加えて、ハンドルの素材や色もカスタマイズすることができるので、ブランドや商品のイメージにより近づけたパッケージデザインを実現できます。 また、ハンドル一体型と比較してさまざまな形状の箱で採用可能である点もメリットです。リボンや紐などのやわらかい素材をハンドルとして用いることで、一体型のハンドルと比較して持ちやすくなります。


1本ハンドルタイプ

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ハンドルが箱の天面についている形式です。ミニサイズのハンドバッグのようなかわいらしいイメージになります。
画像のパッケージはオーガンジーのリボンと光沢のあるホイル紙を組み合わせており、華やかさと高級感を演出しています。


2本ハンドルタイプ

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ハンドルが正面と裏側の両方についている形式です。“袋のかたちをした箱”のような見た目で、袋に入れなくても持ち運びやすい点が特長です。
ハンドルの付ける位置も調整が可能であるため、デザインや目指すイメージに合わせてカスタマイズできます。

商品の可能性をひろげるオリジナルパッケージ

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今回は、ハンドル付き箱の形式例とその特長についてご紹介しました。ハンドル付き箱は、持ち運びの利便性、視覚的な訴求力、そしてカスタマイズ性の高さが魅力のパッケージです。食品からアパレル、化粧品までのさまざまな分野で、商品パッケージやギフトボックスとして活用されており、その活用の幅はひろがり続けています。

また、ご紹介した形式をベースに、フォルムや罫線の入れ方、カットライン、使用する素材などでさまざまなアレンジが可能です。これがオリジナルパッケージの魅力で、一番初めに消費者の目に触れることが多いパッケージにこだわることは、商品の可能性をひろげることに直結します。

ハンドル付き箱をはじめとするオリジナルパッケージの製作にご興味のある方は、ぜひザ・パックにお問い合わせください。今回ご紹介した形式以外も含めた幅広い選択肢のなかから、最適なパッケージをご提案し、商品の魅力を最大限に引き立てるお手伝いをいたします。

「箱のかたち、いろいろ。」シリーズでは、これからもさまざまな箱の形式やその活用方法をご紹介していきます。ぜひ、次回もお楽しみに。

過去の「箱のかたち、いろいろ。」シリーズ:
箱のかたち、いろいろ。パート1(組み立て式紙箱編)
箱のかたち、いろいろ。パート2(テーパーボックス編①)
箱のかたち、いろいろ。パート3(テーパーボックス編②)
箱のかたち、いろいろ。パート4(貼り箱編)


総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイデアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

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これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
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