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箱のかたち、いろいろ。パート2(テーパーボックス編②)

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箱のかたち、いろいろ。パート2(テーパーボックス編②)

箱のかたち、いろいろ。パート2(テーパーボックス編①)では、組み立て作業が不要で、作業効率化に貢献する「テーパーボックス」の形状バリエーションについてご紹介しました。
テーパーボックス編の2回目となる今回は、より多くのシーンでテーパーボックスをご活用いただくべく開発された「機能性向上テーパーボックス」について、また、ひろがりをみせるテーパーボックスの活用シーンについてご紹介します。

機能性向上テーパーボックス

「機能性向上テーパーボックス」とは、通常のテーパーボックスにプラスの機能を付加したものを指します。中に入れるものや使用方法に合わせて特別な機能を付け加えることができます。

①汁漏れ防止テーパー
角の折り返し部分(黄色丸部分)を二重にすることで、汁漏れを防止した形状です。

blog_132_2l_汁漏れ防止テーパー.jpg
通常のテーパーは折り返し部分が一重なので、水分の多いものを入れると角から汁漏れしてしまう危険性がありますが、「汁漏れ防止テーパー」であれば、外側に汁漏れしにくくなります。

blog_132_3l_通常のテーパー.jpg
ドレッシングをかけて食べるサラダなど、水分の多いものを入れるパッケージとしておすすめです。
また、焼成可能な素材を使用することで、パウンドケーキなどの生地を入れてオーブンで焼き上げることもできます。

②強度改善たわみ防止テーパー
長手方向の二辺を折り返して二重にすることで、強度とフタとの嵌合性を高めた形状です。

blog_132_4l_強度改善たわみ防止テーパー.jpg
通常のテーパーは「たわみ」が発生しやすく、プラスチック製のフタを付けるのが難しいですが、「強度改善たわみ防止テーパー」はたわみにくいため、プラスチック製のフタをカチッとはめることができます。

blog_132_5l_強度改善たわみ防止テーパー_嵌合性向上.jpg
お弁当やスイーツ、お菓子など、中身が見える状態で販売したい食品用のパッケージとしておすすめです。

社会課題解決に貢献する紙製テーパーボックスの可能性

昔からなじみある形状のテーパーボックスですが、昨今の社会変化に伴い、その利便性や価値が見直され、活用の幅がひろがっています。

  • 通販用パッケージとしての活用

デジタル化が進み拡大するEC市場では、増加する出荷量に対応すべく、梱包作業の負担や作業時間を軽減する通販パッケージ(配送資材)が求められています。段ボール製のテーパーボックスを通販パッケージとして使うことで、箱の組み立て作業による人的負担を軽減することが可能です。

blog_132_6l_テーパー薄型配送箱.jpg
ポスト投函が可能なサイズに設計すれば、再配達抑制(配達員の負担軽減)に貢献するパッケージにもなります。

  • フードデリバリー用パッケージとしての活用

コロナ禍をきっかけに普及したフードデリバリーサービスも、紙製テーパーボックス活用の幅をひろげる一因となりました。
印刷の自由度が高い「紙」でできたパッケージを用いることで、直接店舗に足を運んでもらわなくても、パッケージを通してブランドイメージを消費者に伝えることができます。また、購入した消費者がSNSに投稿し拡散されることで、広告としての役割を担うこともできます。

  • プラスチック製トレーの代替としての活用

惣菜やお弁当用の容器として多く用いられているプラスチック製成型トレー。消費者の環境意識の高まりや、脱炭素社会に向けた企業の取り組みの活発化により、紙製テーパーボックスに切り替える事例も増えています。
プラスチック成型トレーと同様、組み立て不要で作業性が良いので、オペレーションの面からも切り替えやすく、紙ならではのあたたかみが中身の食品をより引き立てる効果も期待できます。
さらに、紙製テーパーボックスを採用することは、ごみの減容にもつながります。以下ではそのアイディアの一例をご紹介します。

こちらのテーパートレーには、廃棄する際に平らな状態に解体してもらうための工夫が施されています。

blog_132_7l_ごみの減容につながるパッケージ.jpg
図のように、トレーの側面についているクーポンを外し、同様の手順でほかの3つの角にあるパーツも取り外すことで、トレーが平らな状態になります。そうすることで、ごみ箱に捨てる際の嵩張りを抑制できます。

blog_132_8l_ごみの減容につながるパッケージ_販促_クーポン.jpg
取り外す部分のパーツをクーポンにしておくことで、トレーを解体してもらえる確率が上がり、さらには、再来店を促すことにもつながります。

アイディア次第で、さまざまな用途やシーンで活躍するテーパーボックス。食品一次容器としてはもちろん、商品パッケージや詰合せ用のパッケージなどとしても使用されています。
パッケージの紙化やパッケージにまつわる省人省力化などの課題をお持ちの方は、ぜひテーパーボックスの採用を検討してみてはいかがでしょうか。

総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイディアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

blog_132_9l.jpg
これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
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