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【紙袋×配送箱】ブランドイメージ統一に貢献するザ・パックのパッケージアイディアとは

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【紙袋×配送箱】ブランドイメージ統一に貢献するザ・パックのパッケージアイディアとは

コロナ下で急速に拡大した物販系ECの市場規模は、伸び率こそ鈍化したものの、行動制限が緩和された現在でも増加傾向が続いています。一方で、「リアル店舗」の価値も再認識されており、近年の小売業界では、OMO※マーケティングの注目度が高まっています。
※OMO…「Online Merges Offline」の略。消費者がオフライン(店舗)上に居ながらもオンライン(インターネット)上のサービスを利用できることで、従来オフライン上で体験できなかった新たなサービスが体験できる。オフラインとオンラインの境目がなくなった状態を指す。
参照:総務省「O2O及びOMOの現状に関する調査研究報告書」(2020年3月27日)

OMOを導入することで、オンラインとオフラインの両方からシームレスに統一感のある企業やブランドのイメージを消費者に伝えることが可能になりました。それにより、CX(顧客体験)の向上やファン化、LTV(顧客生涯価値)の最大化への貢献が期待されています。

消費者との接点のひとつとなるパッケージも、企業やブランドをイメージづける大きな役割を果たしています。そのため、販売チャネルが複数ある場合でも、使用するパッケージにおける「統一感」は欠かせません。

今回は、OMOの効果を最大化するために必要な「ブランドイメージ統一」に向けて、ザ・パックができるパッケージアイディアをご紹介します。

複数の販売チャネルを有する場合のパッケージ課題

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消費者にブランドイメージや企業メッセージを伝達するツールである「パッケージ」。多くの場合、販売チャネルごとに異なるパッケージアイテムが使用されています。
リアル店舗においては、購入した商品を持ち帰るための「紙袋」、ECサイトにおいては商品を配送するための「段ボール箱」が主要アイテムとなっているブランド・企業様が多いのではないでしょうか。

使用するパッケージアイテムによって消費者に与える印象が異なると、企業・ブランドのイメージがあやふやになりかねません。一方で、紙袋と段ボール箱は製造方法が大きく異なるため、使用できる材質や施すことができる加工に違いがあります。そのため、それぞれのアイテムに同じグラフィックを施したくても、色や素材感の再現には限界があるのが通常です。

パッケージアイテムごとに生じる“差”をどう解消するかが、ブランドの「イメージ統一」において重要な課題であるといえます。

ブランドイメージ統一に向けてザ・パックができること

ザ・パックは、トータルパッケージメーカーとして包装にまつわるあらゆるアイテムを製造・販売しています。国内8工場(グループ会社工場を含む)で、紙袋・紙器・段ボール・フィルムなどのアイテムを幅広く製造しているため、それぞれの製造技術やノウハウを共有し、開発をおこなえる点が強みのひとつです。

ここからは、先述したブランドイメージ統一に向けたパッケージ課題を解決する、ザ・パックならではの技術力を活かしたパッケージについて、架空ブランドのパッケージ2種類を例にご紹介します。

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この2種類の紙袋を使用しているブランドが、配送用の段ボール箱をつくろうとした場合を想定してみましょう。
先述した通り、紙袋と段ボール箱では製造方法が異なるため、一般的には、紙袋と同様のグラフィックと質感で段ボール箱を製造することは難しいです。しかし、ザ・パックでは紙袋の印刷方法を応用して段ボール箱を製造することが可能です。

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こちらの配送用段ボール箱には、紙袋で使用しているのと同じ素材や印刷方法、加工が用いられています。そのため、紙袋と同様のグラフィックと質感が再現されています。

また、茶色い紙袋の白印刷部分には、「パックコート※」という特殊なニス加工が施されています。

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※パックコート…ラミネートやシルクのようなツヤ感を出すことができるザ・パックオリジナルの加工。古紙としてリサイクル可能で、環境にやさしい点が特長。部分的に施すことで、ツヤとマットのコントラストを付けたデザイン表現ができる。

同様の加工を段ボールでも再現可能です。

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素材や印刷方法、加工を同じにすることで、パッケージアイテムごとに生じる“差”が解消され、販売チャネルが変わってもブランドイメージの統一感を維持できます。

ファン化を促進する仕掛け「異版胴印刷」のパッケージ展開

紙袋の印刷手法を使うことにより、ブランドのファン化を促進する仕掛けをつくることも可能です。
ここでご紹介するのは、「異版胴印刷」という印刷手法を用いたアイディアです。異版胴印刷は、同じ製造ロットの中で、複数の異なるデザインの紙袋をつくることができる印刷技法です。
参考記事:異版胴印刷

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紙袋への印刷方法として一般的に用いられる「フレキソ印刷」の特徴を活かした技法なので、配送用の段ボールにも異版胴印刷でのデザイン表現が可能です。

こちらの3つの段ボール箱をよく見比べてみてください。

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一番右側の段ボール箱にはいない「白い鳥」や「黒い狼」が、左側の2つの段ボール箱には現れていることにお気づきなりましたか?デザインの統一感を保ちながらも、少しずつ変化があることによって購入者をワクワクさせ、リピート購入を促すきっかけになります。
サブスクリプションサービスでの定期便用など、消費者が何度も段ボール箱を目にする可能性がある場合におすすめの仕掛けです。

商品そのものの物理的な価値だけではなく、購買時の高揚感や満足感が得られるようなブランド体験が重視されるようになってきている昨今では、「パッケージの仕掛け」も顧客満足度向上に向けた有効な手段になるかもしれません。

今回は、ブランドイメージ統一に貢献するザ・パックのパッケージアイディアをご紹介しました。
ブランドイメージを定着させるためには、「パッケージの統一感」は重要なポイントのひとつです。
新規ブランド立ち上げ時のパッケージ制作についてのご相談はもちろん、パッケージアイテムごとにサプライヤーが異なることにより生じている「手間・ロス」を解消したいといった課題をお持ちのお客様は、ぜひザ・パックにご相談ください。

総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイディアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

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これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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