つつむを知る

  1. HOME
  2. つつむを知る
  3. ザ・パック 製品・サービス
  4. 【事例紹介】お客様の「なりたい!」を叶えるオリジナルパッケージ製作とは

【事例紹介】お客様の「なりたい!」を叶えるオリジナルパッケージ製作とは

  • LINEで送る
  • Facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【事例紹介】お客様の「なりたい!」を叶えるオリジナルパッケージ製作とは

株式会社柴田書店が発行する雑誌「月刊食堂」の特集コーナー「業界評価が高い業者、コンサル、士業」において、ザ・パックが紹介されました。
参照:株式会社柴田書店「月刊食堂 2023年8月号」(2023年7月20日)

「業界評価が高いパッケージメーカー」としてザ・パックを推薦してくださったのは、愛知県に本社を構えるエイムグループ様です。エイムグループ様が展開するミルフィーユ専門店「GARIGUETTE(ガリゲット)」とミルクレープ専門店「マイフラワー」のパッケージ開発において、ザ・パックの仕事をご評価いただいたことが、そのきっかけです。

今回は、エイムグループ様とのパッケージ開発ストーリーをご紹介するとともに、ザ・パックのパッケージ製作過程やオリジナルパッケージの効果についてお伝えします。

<エイムグループ様について>
愛知県をはじめ、東京・大阪・京都を中心に全国でカフェ・バル・居酒屋など幅広い飲食店を展開している企業様。 展開されている飲食店はどれも個性的で、“ほかとは違う”と話題を呼んでいます。また、さまざまな業態を幅広く展開しているという強みを活かし、プロデュースやデザイン制作など、お店づくりのサポートもされています。
参照:エイムグループ 公式ホームページ

対談者紹介

blog_134_2l_対談者紹介_エイムグループ_竹田様.jpg
2018年にエイムグループに入社。
自社で展開しているブランド「和栗専門 紗織」、「GARIGUETTE」、「マイフラワー」のデザインを担当。プロデュース事業としては、「東甘堂」様の焼き菓子(やきいもころころ)パッケージ、「1Place cafe」様、「和栗茶屋 眞津留」様、「びわこレストランROKU」様、「和栗菓子kiito-生糸-」様、「RISE ON CAFE」様などのデザイン制作を手掛ける。

blog_134_3l_対談者紹介_ザ・パック_野村.jpg
2012年入社。
現在は愛知県の三河地区のお客様を中心に営業活動をおこなう。 2021年より、エイムグループ様を担当。
 

パッケージ製作にあたっての課題

blog_134_4l.jpg
――「GARIGUETTE」、「マイフラワー」ブランドで使用するパッケージを製作するにあたり、どのような課題をお持ちだったのでしょうか?

エイムグループ 竹田様:
GARIGUETTEは、今までにない全く新しい商品でした。そのため、パッケージ含めてどのように“見た目から惹きつけられるようなビジュアル”にしていくか、そして“機能性もあるパッケージ”にできるかが課題でした。
マイフラワーで販売するミルクレープは、普通のミルクレープとは異なり、大きさ・重量ともに既製の箱では収まらないものでした。そのため、オリジナルでパッケージを製作する際に、どのような素材や形状にしていくかが課題でした。

――見映えにも機能性にもこだわったパッケージづくりをしたいとお考えだったのですね。多種多様な素材や形状から最適なものを選ぶことは、パッケージ製作の難しさのひとつです。
エイムサービス様へパッケージのご提案をする際には、どのようなことを意識していましたか?


ザ・パック 野村:
エイムグループ様が展開されているブランドをホームページで拝見した際、「どのブランドもデザイン性が高く、素敵な店舗を運営されてるな」という印象をもちました。そのため、「機能性に加え、ブランドのイメージが伝わる視認性が高いもの」を提案しようと考えていました。
また、インスタグラムをはじめとするSNS活用に長けているエイムグループ様に向けては、「商品を映えさせるパッケージ」という点を一番に意識しました。

ミルフィーユ専門店「GARIGUETTE -ガリゲット-」のパッケージ

blog_134_5l_ガリゲット_パッケージ.jpg
――「GARIGUETTE」のミルフィーユを入れる箱(パイケース)は、特徴的な形状ですね。こだわった点や苦労した点を教えてください。

エイムグループ 竹田様:
「GARIGUETTE」で販売する商品(ミルフィーユ)は、それ自体が目を引くスイーツです。そのため、商品にあわせた際にマッチングして、パッケージ含めて「かわいい!」と思わず写真を撮りたくなるような見た目、形状を決めることに時間をかけました。
パイケースに関しては、パイが繊細で割れやすい商品なので、その部分をカバーできるよう1枚ずつ収めるケース型を採用しました。ボリュームのある商品なので、食べ残した際にそのままお持ち帰りができるよう片側のフラップ(半円部分)にミシン目を入れ、切り離してフタができるようにするなど、機能面でも充実したつくりにしています。

blog_134_6l_ガリゲット_パイケース_1.jpg
ザ・パック 野村:
「GARIGUETTE」のパイケースの形状は、エイムグループ様のアイディアをベースに、パッケージメーカーとしての工夫をプラスしたものです。
エイムグループ様が希望された形状のパイケースを当社で試作した際、パッケージに隠れてパイが見えなくなってしまうことが気にかかりました。何か良い解決策はないかと考えたところ、手前側の半円部分を折って商品が見えるようにすることを思いつきました。内面にも印刷が必要になるのでコストアップとはなりますが、写真映えし、「SNSでバズるはずだ!」と思ったのです。早速竹田様に提案したところ、非常に気に入っていただき、今のパイケースができあがりました。

blog_134_7l_ガリゲット_パイケース_2.jpg
――紙袋の仕様については、ザ・パックからのご提案だったのでしょうか。

エイムグループ 竹田様:
紙袋は、ハンドルが外側についていて※内側にアルミ蒸着が施された仕様を、野村さんからご提案いただき、採用しました。
※ザ・パックでは「MF-HS」と呼んでいる形状
関連記事:手提げ紙袋のかたち、いろいろ。 パート2(MF編2)

blog_134_8l_ガリゲット_紙袋.jpg
お持ち帰りの際にも安心かつ美味しくお召し上がりいただけるよう、こちらの仕様を採用しました。

ザ・パック 野村:
「GARIGUETTE」の商品はどれも保冷剤をつけて提供する商品であったため、こちらの紙袋をご提案させていただきました。紙袋の内側にアルミ蒸着フィルムが貼ってあり、口を折ることもできるため、通常の紙袋よりも中身の商品が外気に触れにくく、冷気を保ちやすい点が特長です。
エイムグループ様よりご入稿いただいたデザインは、通常のフレキソ印刷では対応が難しいものでしたが、ザ・パックの工場にある高精細フレキソ印刷機を使用することで表現することができました。

ミルクレープ専門店「マイフラワー」のパッケージ

blog_134_9l_マイフラワー_パッケージ.jpg
――「マイフラワー」のパッケージ製作において、こだわった点や苦労した点を教えてください。

エイムグループ 竹田様:
「マイフラワー」のコンセプトでもある“お花のような見た目”と“断面の美しさ”が特徴的なミルクレープを際立たせられるよう、シンプルかつ贈答用としても使えるしっかりとした箱にしています。
クリームたっぷりのミルクレープで1カットでもボリューミーなので、強度を保てるよう「段ボール素材」を選びました。質感や見た目がおしゃれだったことも採用のポイントです。

blog_134_10l_マイフラワー_ケーキ箱_ホール用.jpg
カット用と4号ホール用を兼用※にするなど、サイズ展開が多くなりすぎないように野村さんからご提案いただきました。

blog_134_11l_マイフラワー_ケーキ箱・フィルム.jpg ※一番左のサイズはカット用と4号ホール用を兼用

ザ・パック 野村:
ケーキ箱に関しては、一般的なケーキ箱とは異なるハンドル形状を希望されていました。そのため、ザ・パック社内でも技術開発による強度試験をおこない、機能性に問題がないことを確かめたうえでご提案しました。

エイムグループ 竹田様:
ケーキに巻くフィルムにもロゴを入れているため、ショーケースに並んだ際のアクセントになっています。

また、ミルクレープとソフトクリームを合わせた「ブーケソフト」という商品は、まるで小さなブーケを持っているかのような見た目にしています。

blog_134_12l_マイフラワー_ブーケソフト.jpg
当社でざっくりとした形状はイメージできていたものの、細かい構造に関しては野村さんに適切な形状をご提案いただき、完成することができました。

ザ・パック 野村:
「ブーケソフト」のパッケージは一番の難題でした。曲線がかった形をパッケージで再現するには、金型をつかって製造するプラスチック成型品が考えられますが、製造ロットが多くなり、初期費用も高額になってしまうため、提案できませんでした。
そこで、ザ・パックが得意とする「紙」素材を使って、どうにか形にできないかと考えました。紙素材を使うことでブーケらしさもアップし、竹田様のご要望に沿ったパッケージを具象化することができてほっとしたのを覚えています。

blog_134_13l_マイフラワー_アイテム.jpg▲ブーケソフトのパッケージとして使用しているアイテム(画像にあるアイテムのほかに、持ち手となる木の棒も使用)

商品力アップに貢献するオリジナルパッケージとは

blog_134_14l.jpg
――「GARIGUETTE」、「マイフラワー」ブランドのパッケージに対する反響やお客様の声などがあれば教えてください。

エイムグループ 竹田様:
「GARIGUETTE」、「マイフラワー」ともに当初の狙い通り、商品もパッケージも「かわいい!」というお声を多くいただいており、たくさんのお客様にパッケージを含めた商品の写真をお撮りいただいています。SNSやメディアなどでも取り上げていただいており、常に商品と一緒に店名の入ったパッケージの姿を確認できることで認知拡大にもつながっております。

――商品を保護する機能面だけでなく、「商品力の向上」や「魅力の発信」という面においても、パッケージで貢献できているようで嬉しく思います。
担当営業の野村とのやりとりで、印象に残っていることはありますか?


エイムグループ 竹田様:
当社はオリジナルのパッケージづくりをすること自体が初めてで、パッケージづくりのノウハウを持たず、わからないことが多いなか、たくさんのご提案をいただきました。
わりと無理難題な要望をしていたと思うのですが(笑)、その度に一緒に考えていただきました。“なんとか形にしよう”という想いを共有していたと感じます。私どもだけでは確実にアイディア不足だったので、今あるパッケージは野村さんと一緒に作り上げた“作品”だと思っています。

――お客様に寄り添い、ご要望を伺いながら一緒にパッケージをつくり上げていくというのは、ザ・パックらしさのひとつかもしれません。
最後に、野村さんにとって「パッケージ」とは何ですか。


ザ・パック 野村:
昨今、「パケ買い(=パッケージ買い)」という言葉が当たり前に使われるようになっています。そのことからも、私たちが提供する「パッケージ」の重要性がより増していると感じています。日々多種多様な商品が生まれるなか、パッケージを通じて「どうやって商品を消費者に手に取ってもらうか」、また今の時代であれば、「いかに写真に撮ってSNSにアップしてもらえるか」ということを意識しています。
私にとってパッケージとは、「お客様と消費者をつなぐ、大切な接点」です。パッケージによって少しでも多くの商品の魅力を消費者に伝え、いかに購入につなげるか。“お客様の顔”といえるパッケージを、これからもお客様と共に考えていきたいです。

blog_134_15l.jpg
総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイディアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

  • LINEで送る
  • Facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
お問い合わせ

当Webサイトでは、サービス向上を目的として、クッキーを使用しています。クッキーの利用にご同意いただける場合は、「同意する」ボタンを押してください。クッキーの使用・扱いに関する詳細等はクッキーについてをご覧ください。