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【再資源化・脱プラ・SDGs】2021年まとめその1

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【再資源化・脱プラ・SDGs】2021年まとめその1

SDGs(持続可能な開発目標)、サスティナビリティ、リサイクル(再資源化)、脱炭素(温室効果ガス排出削減)、脱プラスチックetc…、2021年はこれらのキーワードについて、より多くの企業・個人が強く意識するようになった1年でした。
単なるエコロジー(自然環境保全)に留まらず、経済・社会・環境を包括的に捉え現状を脱しようとし、現状維持を目標としないなど、これまでの環境対策とは異なる、という点がどのキーワードにも表れています。

今回の記事では、ザ・パックがトータルパッケージメーカーとして2021年に取り組んできた様々な取り組みについてまとめていきます。

資源循環型パッケージの選択肢拡大

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2021年より前は、プラスチックを使わないようにすることや、紙資源を使った分だけ木を植える植林活動などが環境対策の中心でした。
ところが、昨今「サーキュラー・エコノミー※」へ移行していく必要性が増したことで、そもそも“廃棄物を発生させない”ことを前提に商品設計をする動きが活発になりました。
※参考:環境省 サーキュラー・エコノミーに係るサスティナブル・ファイナンス促進のための開示・対話ガイダンス (2021年1月)

パッケージから廃棄物を発生させないためには、再び資源として使えるように素材毎に分別・回収し、循環させていくことが必要です。
最近では企業が自治体や販売店などと連携して、独自に回収ボックスを設置し自社製品の容器包装を再資源化する事例も増えてきましたが、実現に向けては回収ルートの確立など多くの課題があります。
かねてから自治体を中心に回収が行われている段ボール、古紙、缶、ペットボトルなどは回収率や再資源化率も高く、選択肢として導入しやすいパッケージです。
下記リンクからは、ザ・パックでご提案可能なリサイクル素材を紙素材、ポリ素材、段ボール素材の大きく3つに分けてご覧いただくことができます。(掲載当時の情報です)
【リサイクル】紙製パッケージの再資源化
【リサイクル】環境負荷を減らしたポリ袋をおすすめする3つの理由
【リサイクル】古紙回収率・古紙利用率の優等生!段ボールの再資源化について

また、パッケージそのものの再資源化だけでなく、廃棄物を資源としてパッケージに活用していく研究も進めています。

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回収衣類混抄紙では、デニムなどの古着を細かく粉砕し、紙に混ぜ込むことができます。
リサイクルできない古着をごみとして廃棄するのではなく、紙の原料として再利用することができるようになりました。
紙袋や、段ボールなどに加工することが可能で、混ぜ込んだ繊維が紙の表層に抄き込まれたオリジナリティの高い風合いが特徴です。
衣類だけでなく、お茶殻やコーヒー豆かすなど製品由来の様々な廃棄物を抄き込んだオリジナルペーパーの企画が可能です。ぜひご相談下さい。
(オリジナルペーパーのため、製造分全て使い切りなどの条件有り)

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卵殻配合フィルムでは、廃棄される卵の殻を粉砕し、原料の一部として活用しています。
従来には無かったような新感覚の肌触りがあり、表面がやや凸凹しているのが特徴です。
国産のバイオマスプラスチックとして今後注目されていく可能性が高い素材です。

廃棄物の利活用については、こちらの記事もご参照下さい。
【リサイクル】廃棄物を活用したパッケージ製作とは

課題解決の方法はケースバイケースで、紙素材が適する場面もあれば、再生ポリ素材が適する場面もあります。
パッケージの使用条件や必要とされる機能性に合わせて、幅広い選択肢から最適な循環型素材をご提案いたしますので、課題をお持ちの方はぜひ一度お問い合わせください。
商品問い合わせはこちら

進化する“脱プラスチック”

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2020年7月1日から施行されたプラスチック製買物袋の有料化を経て、日常生活を送る中での消費者の認識も、製品を作る側の企業の意識も、大きく変わってきたのではないでしょうか。

「レジ袋有料化」から1年経った今、パッケージに対する認識やマインドがどのように変化しているのかということについては、下記記事にまとめました。
「レジ袋有料化」から1年 脱プラスチックのその後

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2020年は手提げ袋の脱プラが主に注目されましたが、2021年は食品の容器包装で環境負荷の少ない素材を採用した事例が増えました。
ザ・パックでも、紙製の深絞りトレーやモールド容器の開発・実用化をはじめとし、各種機能性を担保した紙製パッケージの選択肢を拡大しています。
現在の食品容器包装の最新開発情報を下記記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。
【紙製深絞りトレー成形機導入】食品容器におけるプラスチックフリー、紙化対応

また、ザ・パックが開発に携わったパッケージ2点が2021日本パッケージングコンテストにて各包装部門賞を受賞しました。
2つに共通する特徴は、プラスチックから紙への“減プラ・紙化”を実現した環境配慮型パッケージである、という点です。
下記記事内で、詳しい特徴などを紹介しています。
2021日本パッケージングコンテスト 受賞について
暮らしの包装商品展2021出展報告とザ・パックの紙製パッケージ開発について

ザ・パックの目指すこれからの取り組み

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社会の構造が消費型モデルから循環型モデルへと移行し、脱炭素やサーキュラー・エコノミーを取り入れた企業活動が今後一層求められるようになるでしょう。
ザ・パックでは、包装資材・パッケージを通して、課題解決のお手伝いをいたします。
パッケージはモノを包むという役割から、様々な機能性を求められる資材です。
重さに耐えられる耐荷重、油分に強い耐油性、適切な分別・リサイクルを促すための易廃棄性…etc。
そういった機能性を担保しながら、無理のない持続可能な商品設計を行うためにも、ぜひパッケージのプロである私たちにご相談下さい。
トータルパッケージのコンサルティング企業として、幅広い選択肢から最適なソリューションを提供できるよう、今後も新素材導入や従来素材の活用アイディアを日々研究開発し、発信してまいります。

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これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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