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【紙製深絞りトレー成形機導入】食品容器におけるプラスチックフリー、紙化対応

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【紙製深絞りトレー成形機導入】食品容器におけるプラスチックフリー、紙化対応

昨今の世界的な課題であるSDGsの達成や脱炭素、脱プラスチックに向け、各企業で開発・取り組みが進んでいます。
その中でも“パッケージの紙化”は、いち消費者としても目に留まり実感する機会が増えました。
コンビニエンスストアやスーパーマーケットの棚を見渡しても、お弁当の容器や、スナック菓子の包装に紙製のパッケージが使われはじめています。

ザ・パックでも様々な包装資材の“紙化”を可能にするラインナップを拡大すべく、需要を研究し開発を進めています。
今回は、それらのラインナップの中から「食品包装」の分野に絞ったご紹介と、新しく導入した紙製深絞りトレーについてもご紹介します。

食品外装箱に適したパッケージ

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外装箱、つまり上の写真のようにフィルム包装などで包まれた食品を入れるための化粧箱を指します。
長期保管が可能な食品(レトルト食品、菓子、粉末、冷凍食品など)のほか、化粧品、日用雑貨等が主な対象です。
食品分野では全面に美味しそうな商品の写真がプリントされたり、キャッチーなフレーズで美味しさを表現し注目を集めたりと、パッケージ自体にPOP効果があり商品の顔としての役目を果たしていきます。
また、箱としての強度や質感だけでなく、常温、冷蔵、冷凍など商品の保存状態によって使用する板紙の素材や、表面加工、印刷方法を正しく選択する必要があります。

ザ・パックは従来から紙箱の製作を得意としており、商品や充填設備に合わせた設計・デザイン提案や、最適な素材提案、生産納品管理までワンストップでご依頼いただけます。

テイクアウトで活躍するパッケージ

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テイクアウトパッケージ
は、ファストフードやコンビニ、弁当店などで、調理した直後から1日以内の期間で使用することを想定した容器を指します。
折りたたんで小さいストックスペースで保管可能な揚げ物容器や、お皿のように使えるテーパートレー、袋を使わなくても運びやすい持ち手付容器など、用途に併せてご提案させていただきます。
箱に対して印刷を施すことももちろん可能で、必要に応じて蓋をつけて密封性を付けることでチルド品・お惣菜などにも使用することができます。

食べ歩き、フードコート、自宅での中食向けと利用するシーンは様々ですが、どの場合でも小さく軽い等の利便性や、耐水・耐油性、湯気に対する通気性、コストバランスの良さなどを求められるのがテイクアウトパッケージです。
昨今は、宅配サービスの充実化や、飲食店が続々とテイクアウトサービスをスタートしていることから需要が高まっており、より機能的で利便性の高い食品容器が続々と開発されています。

保存食品におすすめのパルプモールド容器と紙製深絞りトレーについて

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食品向けのパルプモールド容器は非木材パルプ(サトウキビの搾りかすなどの農業廃棄物)を利用して製造されることから、持続可能で環境負荷が少ない食品容器です。
他の紙容器と比べて厚みがあり、水気や油分の多いものや、強度が必要な場合におすすめしています。
また、モールド容器は金型で成形するため、間仕切りを付けて複数のおかずを分けて入れられること、冷凍保存と電子レンジでの解凍を想定した場合にも使用できることから、調理済みのお惣菜を冷凍して配送する“宅食”業界等での需要が高まっています。

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そして、2021年9月より新たに導入するラインナップが、上画像の紙製深絞りトレーです。
モールド容器と比較して、印刷を施せるというメリットがありますが、上部が波打っている構造の為水気の多い汁物を入れて密封することには不向きです。
冷凍・冷蔵が可能で、内側の加工次第では電子レンジでの解凍・加熱、180℃までのオーブンでの焼き上げも想定しています。
例えば、
・和洋菓子などに台紙として使用しているプラスチックトレーを紙製素材へ切り替える
・割れやすいおかきや珍味などの包装に使用するプラスチックトレーを紙製素材へ切り替える
・チルド品や冷凍品で、ソースなどの部材をいくつかまとめて包装する場合に使用するプラスチックトレーを、紙製素材へ切り替える
・精肉や鮮魚の発泡トレーを紙製に切り替える
といったシーンで活用いただけるパッケージで、いずれの場合も脱プラスチックや減プラスチックに効果が期待できます。
もちろん、テイクアウトパッケージとして使用することもできます。

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まとめ

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世界的に食品包装の紙化、脱プラスチックが求められている今、ザ・パックでは従来のプラスチックパッケージの代替品として機能性を担保した紙製パッケージの開発を進めています。
また使用する紙素材についても、食品向けの安全性をしっかりと考え、素材開発を行っています。
上記ご紹介してきたように、箱(容器)というひとつの切り口でも幅広いラインナップを取り扱っていることがザ・パックの強みです。
最新情報はブログやメールマガジンでも発信しておりますが、専門的な視点から最適な方法をご提案させていただきますので、パッケージのプロであるザ・パックの営業スタッフに一度ご相談ください。

過去のブログでも食品容器包装に関連した情報を発信しておりますので、重複する内容もありますが、ぜひご覧ください。

【テイクアウト・デリバリー】今、おすすめしたい食品容器とは
【背景編】脱プラ・減プラを実現するには?プラスチック問題を知る
【事例編】脱プラ・減プラを実現するには?加速するパッケージの「紙化」について
揚げ物のテイクアウトも安心!食品用の紙箱・紙容器の種類


■お知らせ■
2021年10月7日(木)・8日(金)の2日間にわたり、KITTE丸の内で「暮らしの包装商品展2021」が開催されます。
暮らしの包装商品展2021
2021日本パッケージングコンテストにてザ・パックが受賞した2点のパッケージが、この期間に展示される予定です。
※受賞作品についてはこちら(2021日本パッケージングコンテスト 受賞について
時節柄ご多用中とは存じますが、この機会に是非ご来場賜りますようよろしくお願い申し上げます。

これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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