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揚げ物のテイクアウトも安心!食品用の紙箱・紙容器の種類

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揚げ物のテイクアウトも安心!食品用の紙箱・紙容器の種類

持続可能な開発目標(SDGs)にかなった企業活動や環境への配慮から、パッケージ業界でも脱プラ・減プラが進み、食品容器においてもプラスチック製から紙製に移行する動きが広がっています。
から揚げや餃子(ギョーザ)といった油分の多い食品にも対応できるような、耐油・耐水・耐熱などの機能を持つ紙箱が開発され、スーパーやコンビニエンスストアなどで広く利用されるようになりました。
今回の記事では、食品用の紙箱・紙容器の種類とそれぞれの特徴、紙製容器の難点をカバーする技術についてご紹介します。

関連記事:
SDGsに適した環境対応の箱・パッケージづくりに必要なコト
【テイクアウト・デリバリー】今、おすすめしたい食品容器とは

食品容器を紙箱でつくるときの課題

メリットとデメリット
紙製の箱を食品容器として使う場合、紙の特性に由来する次のような難点が現れやすいのが特徴です。

・熱が伝わりやすい
紙は熱伝導性が高く、熱い汁物やつくりたてのお惣菜を紙箱に入れると、中身の熱がそのまま手に伝わってきて持ちづらい。持ち損ねて中身をこぼしてしまうと、やけどのおそれもある。
・水分や油分に弱い
紙には親水性があり、食品から出る湯気や油分を吸収してふやけて(伸縮して)しまったり、破れてしまったりする。ふやけたり破れたりした紙片は食品に付着してしまうほか、テイクアウトの際には水分の漏れや油じみの心配がある。

このような課題を克服するために、近年では紙に耐水性や耐油性を与えるラミネート技術が発展してきました。
紙製容器の難点をカバーするには、その食品や自社のニーズにあった特性を持つ紙容器を選ぶこと、また、消費者への提供のしかたを工夫することも大切です。

耐水・耐油性に優れた紙箱

・天ぷらのテイクアウト用パッケージ
耐油性のある紙を使用し、形状では持ち運ぶ際に天かすがこぼれ落ちにくくなるよう工夫して設計しました。

天ぷらのテイクアウト用パッケージ
・餃子のテイクアウト用パッケージ
湯気や水分で商品をベチャッとさせないよう工夫するなど、美味しさを損なわずに持ち帰ることができるようなご提案を致します。

餃子のテイクアウト用パッケージ
・から揚げのテイクアウト用パッケージ
おもにコンビニエンスストアのホットスナック向けに開発。自動車のカップホルダーにぴったりとあう形状にしたものや、開けたフタが食事の途中で落ちてこない(閉まってしまわない)ように設計したものなど、片手でも食べやすい構造を多数開発しています。

実用的なテイクアウト用の紙箱

紙箱
コロナ禍を受けて飲食店でのテイクアウトやデリバリーの需要が高まり、現在では多種多様な紙製お弁当容器や紙箱が販売されています。
テイクアウト用のお弁当箱と言えば従来はプラスチック成型品が主流でしたが、最近ではより環境に優しい素材として紙容器が注目されています。

テイクアウト資材としては、パルプモールドが人気です。
パルプモールドは卵パックや果物トレーにもよく使われるエコ素材としても評価が高く、紙素材でありながら熱い食品でも安心して使用することが出来ます。

パルプモールド
紙製お弁当箱は機能性だけでなく、ナチュラルで温かみのある風合いやデザイン性の高さが人気を集め、SNSにはおしゃれな紙容器の使用例が数多く投稿されています。

紙製お弁当箱
ここではザ・パックが設計した紙製パッケージのうち、特に人気のある形状をご紹介します。
・食品のテイクアウトに適した紙製パッケージ
お弁当のおかずが混ざらないよう複数の仕切りを設けた紙製モールドパッケージや、中身が見える天窓があり、外袋無しでも水平に持ち帰りやすいように取っ手を付けたピザ用テイクアウトパッケージなどがあります。

ピザ用テイクアウトパッケージ
・ホットスナックに適した紙製パッケージ
ディップソースなどの置き場を作ったものや、ワンタッチで容器の中に仕切りを作って「から揚げ&ポテト」など2種類のスナックをセットで販売できるものなど。
油染みなどへの対応のほか、店頭でショーケースに陳列した際の見栄えの良さや販売時にスタッフが手早く作業できる効率性も大切なポイントです。
また平らに潰して捨てることができるため、廃棄時には紙コップなどと比べてコンパクトになり、ごみの減容につながります。
ホットスナックに適した紙製パッケージ
オリジナル紙製パッケージの開発例(サンプル写真)は次のリンクでもご覧になれます。
JFフードサービスバイヤーズ商談会2020 ご報告

まとめ

テイクアウト食品から生鮮食品、冷凍食品まで、食品を入れる容器にはおもに耐水性と耐油性が求められます。とくに、油分の多い揚げ物や湯気の立つアツアツの料理、水分量の多い汁ものや麺類などには紙箱は不向きだとされてきました。
しかし近年では消費者のエコ意識の高まりや各企業による環境対応の取り組み、また、コロナ禍の影響から、テイクアウトやデリバリーのお弁当容器や飲料カップを中心に紙容器が注目されています。

メニューに適した素材や機能性のものを選べば、紙箱は多種多様な食品に対応できます。
設計や素材を工夫することで食品本来のおいしさを損なわず、デザインにこだわることでお店でいただくときと変わらない感動や特別感を与えられるのはオリジナルパッケージならではの魅力です。
食品用の紙箱の設計・採用をご検討中のかたは、パッケージづくりのプロ集団であるザ・パックにぜひご相談ください。

ご相談ください
これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
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