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【コスト削減・環境対応】紙の使用量を削減するアイディアパッケージ

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【コスト削減・環境対応】紙の使用量を削減するアイディアパッケージ

「値上げラッシュ」の年となった2022年。
世界的な原材料価格の上昇、ロシアによるウクライナ侵攻、止まらない円安など、さまざまな要因が重なって物価が高騰し、あらゆるものの価格が上がりました。

ザ・パックが製造するパッケージの原材料も例外ではありません。
しかし、少しでもお客様にかかる負荷を低減し、また、お客様の商品に関わる値上げをパッケージで吸収できるよう、さまざまなアイディアを駆使しながら、ご納得いただけるパッケージづくりに努めています。

そのアイディアの一例として今回は、「紙の使用量の削減」でコスト上昇率を抑え、かつ、パッケージ製作のうえで今や外せない「環境対応」にもなるパッケージアイディアをご紹介します。

角を削る

一般的な四角いサック箱。
1つの角を削るだけで、紙の使用量を削減できます。

blog_099_2l_サック箱.jpg
上の写真の箱の場合、紙の使用量を約5.1%削減可能です。

シンプルでオーソドックスな形状のサック箱は、汎用性があり採用しやすい形式ですが、そのシンプルさゆえに他の商品との差別化が図りにくい傾向にあります。
基本的な構造を変えることなく、1つの角を削るだけで、動きがでて、他の商品との差別化が可能です。角を削ってできた面に色やデザインを入れることで、独特な形を強調し、よりデザイン性を高めることもできます。
また、角が増え、六角形になったことにより、強度が上がる点もメリットといえます。

フタと仕切りを一体化する

お菓子の詰め合わせ箱として多く用いられるフタ・身セパレート型の箱。
中身の商品が箱の中で動かないように仕切りがついている場合は、「フタ」「身箱」「仕切り」の3つのパーツから成ることが一般的です。
このようなパッケージは、「フタ」と「仕切り」を一体化することで紙の使用量を削減することができます。

blog_099_3l_フタ仕切り一体.jpg
上の写真の箱の場合、紙の使用量を約25.2%削減可能です。
パーツの数も3つから2つになり、組み上がるまでの工数も減らすことができるので、省スペース化や省人化にもつながります。

クロスさせる

イベントシーズンなど期間限定で用いられるパッケージには、通常のパッケージと比べて変わった形状のものが多いです。
アイキャッチ性が高く、売り場も華やかになることから、変形のパッケージは人気が高い一方、紙取りの効率※が悪くなりがちな点がデメリットといえます。
※紙取りの効率…箱は、1枚の大きな原紙からパッケージを型抜いて製造します。1枚のシートからより多くのパッケージを取ることで原紙を有効活用できます。

組み立てる前の状態を見てみると、紙が十字型になっており非常に大きな面積になっています。これでは、保管する際に、スペースを大きくとってしまいます。

blog_099_4l_クロスパックBefore.jpg
次の写真の箱は、組み立てた状態の見た目は変わりませんが、組み立てる前の状態が異なります。

blog_099_5l_クロスパックAfter.jpg
実は、長方形にとった紙をクロスさせて組み立てる設計になっているのです。
四角に近い形になる展開にすることで、紙取りの効率が良くなるので、1枚の紙からより多くの箱をつくることができます。コストを抑えることができるだけでなく、型を抜いた後に廃棄される紙の量も削減可能です。

ザ・パックでは、この形状を「クロスパック」と呼んでいます。
組み立て手順のイメージがつかないという方は、ぜひこちらの動画をご覧ください。




ここまで、「紙の使用量の削減」でコスト上昇率を抑えるアイディアをご紹介してきました。
ご紹介した例は、パッケージの見た目が大きくは変わらないものばかりなので、取り入れやすいのではないでしょうか。
製造ロット、その他仕様の条件により、必ずしもコスト削減になるとは限りません。しかし、ザ・パックでは、コスト削減のためのさまざまなアイディアを駆使して、お客様のお悩みの解決に努めています。

物価上昇や環境対応、消費者の購買行動の変化など、対応が迫られる課題が次々と発生しているこの時代。お客様と向き合い、パッケージとも向き合い、知恵を絞りながら、課題解決に向けて日々活動を続けていきます。

コスト削減や環境対応に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。
ここでご紹介したアイディア以外も含めて、各企業様それぞれの課題解決に最適なパッケージをご提案します。


総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイディアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

blog_099_7l.jpg
これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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