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【差別化に貢献】子ども向け商品におすすめのオリジナルパッケージとは

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【差別化に貢献】子ども向け商品におすすめのオリジナルパッケージとは

少子化が進む一方で、子ども関連ビジネス市場は堅調に推移しています。市場への注目度合いも高く、新ブランドを立ち上げ新規参入する企業は増加傾向にあります。
競争が激化する子ども関連ビジネス市場において、他社との差別化は重要な課題となっているのではないでしょうか。

その課題解決の有効な手段のひとつとして、オリジナルパッケージの企画があげられます。
子どもやその子どもを支える家族のパッケージに対するニーズを満たすことで、ブランドのファン化につながり、差別化にも貢献します。

今回は、子ども関連ビジネス市場の動向を探るとともに、子ども商品向けオリジナルパッケージのアイデアをご紹介します。

子ども関連ビジネス市場の動向~求められるパッケージとは~

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少子化進行の影響もあり、子ども1人あたりにかける金額が増加。子ども関連ビジネス市場は堅調に推移しています。矢野経済研究所の調査によると、2022年度の子ども関連ビジネス市場は2021年度比3.6%増の10兆3,459億円となりました。
参照:株式会社矢野経済研究所「こども関連ビジネス市場に関する調査を実施(2023年)」(2023年8月25日)
また、両親と祖父母(父方・母方)の合計6人が子どものために消費する「6ポケット」と呼ばれる現象も起きていて、子どもにお金をかけることをいとわない家庭も増加。アパレル、化粧品、食品などのさまざまな業種で子ども向けの新ブランドが立ち上げられていることなどからも、子ども関連ビジネス市場への注目度合いがうかがえます。

子ども商品向けのパッケージの企画製造において、重要なポイントは下記2点です。
①「安全性」:ユーザーとなる子どもの特徴や行動を理解し、使い勝手や安全面を考慮すること
子どもは指先の器用さがまだ発達していないため、大人には簡単な動作も難しく感じる場合があります。身体・運動面で発達段階にある子どもにとっても扱いやすいよう設計を工夫することで、予期せぬケガやトラブルを防止できます。
②「遊び心」:商品へ興味を引くような仕掛けを加えること
見た目が変わっていたり動きがあったりと、遊び心のあるパッケージは、リアル店舗での売り場や、Webページ・SNS で目を引き、子どもたちの心を惹きつけます。


子どもが使っても安心、安全面に配慮したパッケージアイデア

ここからは、子ども向け商品におすすめのオリジナルパッケージアイデアをご紹介します。

箱を「持つ」「開ける」という一見簡単な動作も、パッケージの仕様によっては子どもにとって難易度の高い動作になります。パッケージにひと工夫を加えることで、その負担を軽減させることが可能です。

・開けやすい箱
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フタのフラップ部分にミシン目を入れることで開けやすくなっている箱です。
フラップ中央にあるミシン目部分に親指を当てて押し込むと、くぼみができ、フラップ部分に指を入れるスペースを確保できます。指を引っかけることで一点に力が集中し、スムーズに箱を開けることが可能です。
子どもが自分自身でフタを開け閉めすることが想定される、おもちゃや個包装されたお菓子用のパッケージなどとしておすすめです。
容易に開封できる工夫を施すことで、箱を無理に開けようとして箱が破損したり、中身が傷ついたりしてしまうことの防止にもつながります。

・持ちやすい箱
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ケーキ箱として目にすることの多いキャリー型箱。そのかわいらしい見た目から、子ども向け商品のパッケージとしての採用も多い形式です。
持ち手部分は、切りっぱなしになっているか、紙が折り返されて手が切れにくくなっているものが一般的です。大人が持つ場合には問題ないことがほとんどですが、子どもが持つことを考えると、ハンドル部分に負荷が集中して手を痛めてしまう心配があります(特に内容物が重い場合など)。
こちらのキャリー型箱は、ハンドル下部の手が触れる部分にマチが設けられています。それにより、負荷がかかる部分が「線」ではなく「面」になるため、手にかかる負荷を分散させることができます。
キャリー(持ち手)付きなので、おもちゃや文房具などの収納箱としてアフターユースしてもらいやすい形式です。

安全面に配慮したパッケージアイデアの例を2つご紹介しました。
子どもに優しいパッケージアイデアは、世代を問わず商品を手に取った多くの人々にも使いやすさを感じていただける工夫です。パッケージに施す小さな工夫は消費者の満足度向上につながり、企業イメージの向上を後押しします。
参考記事:
消費者に優しいパッケージ設計とは
【シニア世代でも使いやすい】ユーザビリティを向上するパッケージアイディア
SDGsを意識した「できるだけ多くの人が使いやすい」パッケージ製作とは

子どもの心をつかむ、遊び心のあるパッケージアイデア

次に、子どもたちがつい欲しくなってしまうような“遊び心”のあるパッケージアイデアを2つご紹介します。

・パズル付き配送箱
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フラップにある動物のイラスト部分を切りとることができる配送箱(段ボール箱)です。 切り取ったパーツで遊んだり、パズル用の台紙を用意することでパズルを楽しんだりすることができます。
通常の配送箱や商品パッケージとしてはもちろん、サブスクリプション(定期便)サービス向けの配送箱としての採用もおすすめです。毎回デザインを変えることで、「パーツを集めたい!」「パズルを完成させたい!」と消費者に感じてもらえ、商品の継続購入を促すこともできるかもしれません。

・プッシュカートン
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箱上部のボタン(丸い部分)を押し込むと、下からキャンディやガム、ラムネなど球状のお菓子が出てくる仕掛けが施された箱です。

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パッケージを工夫することで、「お菓子を箱から取り出す」というありふれた動作を特別なものに変え、おやつ時間を楽しく演出することができます。

仕掛けや動きのあるパッケージは子どもの心を惹きつけるだけでなく、パッケージを通じて大人が子どもと一緒に楽しむことで、家族のコミュニケーションを促進します。少子化により子ども一人あたりにかけられる金額が増加している現代においては、「子どもに買ってあげたい!」と大人に思わせる工夫をパッケージに施すことも重要なポイントのひとつです。


今回は、ザ・パックの設計力を活かした、子ども商品向けのパッケージアイデアをご紹介しました。
これらのオリジナルパッケージは、単に商品を包装するだけではなく、ブランドや企業のイメージを表現する手段としても活用できます。子ども向け商品を提供する企業には、子どもたちとその家族に対して安心感や信頼性を伝えることが求められます。使いやすく、安全で、遊び心のあるパッケージは、企業の価値やイメージ向上に貢献します。

さらに、子ども関連ビジネス市場は競争が激化しています。他の企業との差別化を図るためには、ユニークで魅力的なパッケージづくりが求められます。他にはないオリジナルパッケージを採用することで、子どもたちだけでなく、親や祖父母など大人も満足できる商品体験を提供することができます。

「子どもたちの心を掴めるオリジナルパッケージをつくりたい」「パッケージを通じて親世代にもアプローチしたい」「他社との差別化を図りたい」という企業様は、ぜひザ・パックにご相談ください。幅広い選択肢のなかから、商品や課題に合わせたパッケージアイデアをご提案します。

総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイデアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

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これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
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