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【美粧性×環境配慮】上質なブランド世界観になじむエコな化粧品パッケージ

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【美粧性×環境配慮】上質なブランド世界観になじむエコな化粧品パッケージ

環境問題の深刻化が世界的に大きな課題として認識されるようになって久しい昨今、化粧品業界においても環境負荷の低減に配慮した容器や商品パッケージの採用が進んでいます。
皆さんのなかにも、以下のような機会が増えたという方がいらっしゃるのではないでしょうか。

  • 環境にやさしいパッケージを使用していることをPRする広告を目にする
  • ドラッグストアや百貨店の化粧品売り場で、これまでとは異なる仕様のパッケージに変わっていることに気付く(例:プラスチック製のパッケージが紙製になっている、など)


パッケージにおける“環境配慮”は、もはや一時的なトレンドではなく一般的なものとして浸透しつつあります。
そんななか需要が高まっているのが、「エコでありながらも高級感のあるパッケージ」です。環境への配慮も大切ですが、ブランドのコンセプトや世界観も同じように重要です。ブランドイメージを守りながら、環境負荷の低減も実現したいとお考えの企業様は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、環境配慮パッケージの利用が進む背景についてご紹介するとともに、高まる環境配慮パッケージニーズに応える「エコでありながらも上質なブランドコンセプトになじむパッケージ」のアイデアをご紹介します。

環境配慮パッケージの利用が進む背景

2022年4月に施行されたプラ新法によって、国内の事業者には、プラスチックの使用量削減や回収・再資源化へ向けた取り組みなどが求められています。パッケージに関する取り組みとしては、包装の簡素化や、プラスチック以外の素材への代替、再生利用が容易な材料の採用などが活発化しています。
参照:環境省「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラ新法)の普及啓発ページ」(参照日2024年5月7日)

国や企業が環境負荷低減に向けた取り組みに注力する一方で、消費者側の環境意識も高まりつつあります。
こちらは、ザ・パックが2022年3月、全国の18歳~60代の男女合計1,000名を対象に実施した「環境・資源に対する意識・行動についての生活者調査※」の結果です。
※調査対象:全国の18歳~60代の男女(合計1,000名)/調査期間:2022年3月22日(火)~3月25日(金)/調査委託先:マクロミル

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「環境保全について取り組んでいる企業はイメージが良くなる」という項目について、6割以上の人が「そう思う(ややそう思うを含む)」と回答しています。 また、「環境保全について積極的に行動している会社やブランドの商品を買いたいと思う」という項目について「そう思う(ややそう思うを含む)」と回答した人の割合は、全世代で46.5%。年代別でみると18~29歳の男女では特に高く、55%と半数以上に及びました。

環境に配慮した取り組みをおこなう企業の姿勢に好意的な印象を持ち、環境に配慮されているか否かを商品購入の際の判断基準のひとつとしている消費者が半数程度いることがわかります。
関連記事:【生活者調査報告】環境・資源に対する意識・行動

こうした消費者の環境意識の高まりも影響して、各企業においては、SDGs達成へ向けた取り組みやESG視点のものづくりが進み、多少コストが高くても環境負荷の低いパッケージを導入する機運が高まっています。


パッケージの環境負荷低減にあたっての課題

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環境負荷の低いパッケージの導入が進む一方で、「パッケージの環境負荷低減」を課題として認識しつつも、下記のような理由で環境配慮パッケージの採用にハードルを感じているという企業様からのお声をいただくことがあります。

  • 「環境に配慮したパッケージ」=「ナチュラルで素朴なパッケージ」というイメージがあり、自社ブランドのコンセプトとの乖離を感じている
  • 環境負荷低減に注力するあまりにパッケージが他社ブランドと同質化し、差別化を図りづらくなるのではないかと危惧している

“環境配慮パッケージ”と聞いて、ナチュラルで素朴なイメージのパッケージ(たとえば茶色い未晒の紙を使った紙袋など)を思い浮かべる人は少なくないでしょう。しかしながら、“環境配慮”と一口に言っても、さまざまな切り口があります。必ずしも、「環境に配慮したパッケージ」=「ナチュラルで素朴なパッケージ」というわけではないのです。
ここからは、「環境には配慮したいけど高級感は保ちたい」「ブランドイメージを損なわないよう、エコ感が前面に出てしまわないようにしたい」「環境負荷が低く、かつ他社ブランドと差別化が図れるパッケージをつくりたい」といった課題や要望を解決する、上質なブランド世界観になじむ環境配慮パッケージアイデアの例をご紹介します。


上質なブランド世界観になじむ環境配慮パッケージのご紹介

  • 紙製アイシャドウパレット

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はじめにご紹介するのは、紙製のアイシャドウパレットです。
一般的にはプラスチックを使用することが多いですが、こちらはプラスチック素材の代わりに紙製の貼り箱を使用しています※。
※アイシャドウが直接触れている部分には、プラスチック素材を使用
循環型資源である紙素材を使用しているという点で環境に配慮しながらも、高級感のあるパッケージです。プラスチック製が一般的であるため、プラスチック素材とは質感の異なる紙素材を使用することで他社商品との差別化にもつながります。
また、紙素材は印刷の自由度が高く、加工の種類も豊富であるため、パッケージデザインを用いて商品コンセプトやブランドイメージを存分に表現することが可能です。

  • 紙製のボトルセットパッケージ

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次にご紹介するのは、シャンプーやリンスなどのボトルをセットで販売する際におすすめの紙製パッケージです。
セット販売をする際には、ポリ袋やプラスチック製のクリアケースなどを用いる場合が多いですが、紙製にすることでプラスチック使用量を削減できます。
紙素材は不透明なので、ボトルのデザインが見えるよう、紙の面積が少なく設計されている点が特長です。紙製であるだけでなく、紙=資源の使用量が少ないということからもエコなパッケージと言えます。
糊貼りのないシンプルな構造ですが、組み立て作業が簡単にできるよう工夫されているので、包装を担当する作業者への負担も心配ありません。
また、印刷適性に優れるという紙素材の特長を活かして、全面に印刷や加工を施すことで、商品をより魅力的に演出することも可能です。

  • ALL紙製の手提げ袋

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最後にご紹介するのは、“ALL紙製”の手提げ袋です。
その名の通り、袋本体、ハンドル(持ち手)、底ボール(袋の底面に敷く板紙)のすべてが紙製の紙袋です。柔らかく垂れ下がるタイプの紐にはプラスチック素材が使用されていることも多いですが、こちらの紙袋は「紙単一素材」のため、そのままリサイクルすることが可能です。
袋本体には風合いのある白い原紙(森林認証紙)を使用し、ハンドル(持ち手)部分には紙を編んでつくられた平紐を使用しています。袋上部の切れ目から紐が出ている仕様で、紐穴や結び目が見えないため、スタイリッシュな印象に仕上がります。
また、紙袋の強度や安定感を保つために入れる底面の板紙(底ボール)に印刷が施されていることもポイントです。商品を取り出す際にブランドの世界観を表現するデザインが目に入り、店舗を離れたあともブランドの世界に浸ることができます。ちょっとした工夫ですが、消費者の生活のなかでさりげなく存在感を示すことで、ブランドのファン化につなげることもできるかもしれません。

今回は、上質なブランド世界観になじむ環境配慮パッケージのアイデアをご紹介しました。
オリジナルパッケージは、ブランドや商品自体の価値を高め、消費者が商品を選ぶ際の意思決定に大きな影響を与えます。ブランドのイメージや世界観を消費者に伝え、共感を得るために、コンセプトに合わせたパッケージを使用することは非常に重要です。
また、環境配慮パッケージの需要の高まりとともに、素材や加工方法などの技術も日々進化を続けています。必ずしも「環境配慮パッケージ=ナチュラル・素朴」というわけではなくなってきているのです。

ブランドイメージを損なうことなく、パッケージの環境負荷を低減していきたいという企業様、これから新しいブランドの立ち上げを検討されている企業様は、ぜひザ・パックにご相談ください。
商品の引き立て役としてブランドイメージを醸成し、商品の魅力を引き立てられるパッケージづくりをお手伝いいたします。


総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイデアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

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これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
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