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【コロナで変化したパッケージ】2020年まとめその2

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【コロナで変化したパッケージ】2020年まとめその2

ポストコロナ社会においてテイクアウトの増加や衛生面への意識の高まりなど、パッケージの世界にも様々な変化がありました。2020年の出来事の中からパッケージに関連するトピックスを2回に分けて振り返ります。
その1ではSDGsやレジ袋有料化、環境意識の高まりについてまとめていますので、そちらの記事もぜひご覧ください。
【SDGs・レジ袋有料化】2020年まとめその1

緊急事態宣言を受けて、ザ・パックの対応

2020年3月以降、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために緊急事態宣言が出され、不要不急の外出・移動の制限やテレワーク、オフピーク通勤の推奨、学校等の休校、ショッピングセンター等の休業など、日常生活がこれまでと大きく変化していきました。

パッケージにおいては、お店が休業することにより持ち帰り用の紙袋やお土産の箱などがほとんど使われなくなりました。また折しも新学期、ゴールデンウィーク、母の日などのシーズンに合わせたパッケージを企画しておりましたが、まったく予測のつかない状況になったことで例年通りの華やぎがあまり感じられないまま、季節が変わっていきました。

ザ・パックでは、東京・大阪を中心としてテレワークの推奨やWEB会議などの導入を進めるなどの社内システムの整備を行い、営業スタッフがお客様に直接お伺いできなくてもヒアリングやご提案の質を高められるような工夫をして、この状況に対応してまいりました。

また、開発チームの設計力を生かしてオリジナルフェイスシールド開発も行いました。
ウイルス感染対策フェイスシールド開発
ベルトなどの付属品がなくてもサイズ調整が可能なこと、組み立て式で収納時かさばらないことなどの使用面だけではなく、衛生面やコストにも配慮し、ザ・パックならではのノウハウが盛り込まれたフェイスシールドです。(お問い合わせはこちら

フェイスシールド

コロナ禍とレジ袋有料化とのバッティング

【SDGs・レジ袋有料化】2020年まとめその1の記事でも振り返ったように、2020年7月1日より、レジ袋有料化が施行されました。
プラスチック製買物袋の中でも“環境に配慮された袋”として有料化の対象外になる素材は、50マイクロメートル以上の厚みがあり繰り返し使用することができるもの、海洋生分解性プラスチックを100%使用のもの、バイオマス素材を25%以上配合のものの3種類であり、無償配布を継続するためにはこれらの条件に当てはまる素材や表示内容に変更する必要がありました。
そのためほとんどの小売店では、この7月1日に間に合うよう半年~1年程前から既存の袋の在庫を消化する計画をたてていました。

ところが店舗の営業自粛などの影響で袋が思うように減っていかず、消化しきれなかった分をやむ無く破棄したり、表示義務のある“50マイクロメートル以上の厚みである”ことを印字したシールを1枚1枚店頭で貼る対応をせざるを得ない、というお店もありました。
お店での対応
また有料化の運用が始まってからも、持ち込みのエコバッグに対して色々な物を入れて繰り返し使うことに対して衛生面の不安を感じたり、一律でお店が用意した新しい袋を使うほうが店頭での会話も少なくて済む、など“環境に配慮すること”と“感染から身を守ること”の方向が必ずしも一致しないことについて、SNSなどでも多くのコメントを見かけました。

ニューノーマルで高まるEC・通販業態の需要

感染から身を守るため、店舗に出向いて買い物をするのではなく、EC・通販を活用する機会が増えたのではないでしょうか。
置き配やポストインなど、人と人が直接対面しなくても商品を受け取ることができるサービスも大きく発展したように思います。

ザ・パックでは設計チームや工場スタッフの工夫によって、様々な便利な配送パッケージ・段ボールが誕生しました。
例えば、梱包テープなしで封緘ができ、ジッパーを破って簡単に開封、破棄ができるテープレス配送箱です。

テープレス配送箱
通販を利用する頻度が増えたことで、消費者には易開封・易廃棄のパッケージが好まれるようになりました。またメーカーなどで梱包作業をする方にとっても、利便性が高く作業効率が上がるような形状が好評です。

そのほかにも、ポストインが可能なサイズの段ボール封筒や、クッション材を使わなくても商品が保護できる中仕切りの開発、配送費を抑えるためマチがない封筒型の配送紙袋など通販パッケージならではの課題解決を実現してきました。

通販パッケージ
お使いの通販資材や、発送作業自体に課題やお悩みをお持ちの方は、ぜひザ・パックまでお問い合わせください。

コロナ禍によるテイクアウト業態の増加

飲食店などでは時短営業や休業要請を受け、店内での飲食を自粛せざるを得ない状況になったことで“テイクアウト”や“デリバリー”の業態を始めるお店が増え、脱プラスチックの意識から特に環境にやさしい「紙製」のパッケージのご要望をいただくようになりました。
ザ・パックではお弁当箱やトレーなど直接食品を入れて運ぶことのできる紙箱の研究開発を続けており、商品に合わせたオリジナルパッケージの開発も承っています。

オリジナルパッケージの開発
最近ではJFフードサービスバイヤーズ商談会に出展し、最新の開発情報をご覧いただきました。(詳しくは下記リンクをご覧ください)
JFフードサービスバイヤーズ商談会2020 ご報告

感染防止のために外食を控えテイクアウトやデリバリーなどを利用する“巣ごもり需要”の影響で、家庭プラスチックごみが大きく増加しているという問題が夏ごろ浮上していました。
今後はリサイクルが追いつかないほどの山盛りのプラスチックごみにどう対応していくかが課題となっていくと考えられます。

プラスチックごみを減らすには、当たり前ですがプラスチックを必要以上に使わないことが重要です。ザ・パックでは、脱プラや減プラにつながる取り組みを今後もご提案してまいります。

抗菌加工など新たな技術開発へ

目に見えないウイルスや細菌に対して効果が期待できる抗菌加工・抗菌素材にも注目が集まっています。
ザ・パックでは、紙袋や箱、段ボールの表面に塗布する抗菌ニスや、ポリエチレンや不織布素材に抗菌材を混ぜ込んだ素材の開発を行い、様々な分野でご採用をいただいています。
(全てのウイルスや菌に対応するものではなく、衛生面での不安解消のための付加価値としてご提案しております。)
例えば、通販用の封筒や段ボールは運送会社が運んできますが、抗菌ニスを塗布することで運ぶ側も受け取る側もお互いの安心安全につながります。
また、抗菌ポリエチレン素材は携帯用マスクケースとしてのご要望が多くあります。

パッケージの抗菌加工は、これまでに存在していた技術を応用して展開し始めたばかりの分野です。
ザ・パックでは、今後も世の中の需要に合わせた技術開発を進めていきます。

2020年まとめ

これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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