第13回化粧品開発展 東京 出展のご報告
第13回化粧品開発展 東京 出展のお知らせでご案内しました通り、東京ビッグサイトで3日間にわたり開催された化粧品開発展にザ・パックが出展しました。
化粧品開発展のほかにも、「COSME Week TOKYO」として、「国際化粧品展」「化粧品マーケティングEXPO」など6つの専門展が同時開催され、3日間の来場者数は合計29,500名となりました。
参照:RX Japan株式会社「COSME Week TOKYO 東京 2023 来場者数 速報」(参照日2023年1月18日)
ザ・パックのブースにも、約1,000名の方にご来場いただきました。
ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
開催期間が限られていたため、ご都合の合わなかった方や遠方でお越しいただけなかった方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、当日の様子や展示していたパッケージの一部をご紹介します。
「第13回化粧品開発展 東京」ザ・パック出展ブースの様子
ザ・パックは、第5ホールの入り口から入ってすぐ左手にあるブースに出展しました。
ブースコンセプトは『concierge(コンシェルジュ)』。
足を運んでいただいたお客様を、最高のホスピタリティをもってお出迎えする空間。
白と黒を基調としたホテルのラウンジを思わせる内装で、コンシェルジュ=ザ・パック社員がお客様をお出迎えし、私たちが手掛ける多種多様なパッケージをご紹介しました。
正面にある白い看板の右側には、「3Dホログラムサイネージ※」を用いて、ザ・パックが取り扱うパッケージをイメージさせる3DCG 映像を投影しました。
※回転する特殊なLEDディスプレイによって、インパクトのある3D映像を肉眼で体験できる技術
主な展示内容は、「袋・手提げ袋」、「箱」、「段ボール」、「ラッピング資材・副資材」。デザインや機能面で付加価値のあるパッケージや、環境に配慮したパッケージをメインにご紹介しました。
正面向かって左側のスペースには、デモンストレーション用ブランド「COSMÉLIQA Organic(コスメリカオーガニック)」のパッケージを展示。当社ブースの中でも特に注目度が高く、興味をもっていただくことが多かったコーナーです。
そこで、ここからは「COSMÉLIQA Organic」のコーナーに展示していたパッケージの一部をご紹介します。
デモンストレーション用ブランド「COSMÉLIQA Organic」のパッケージ
バーカウンターをイメージした空間をつくり展示した「COSMÉLIQA Organic」のパッケージ。
ご来場者のなかには、既存の化粧品ブランドと思われる方もいらっしゃるほど、リアリティのある展示でしたが、実はザ・パックのクリエイターが今回の展示会用に製作したデモンストレーション用の架空化粧品ブランドです。デザイナーや設計者をはじめとするザ・パックのパッケージクリエイターの仕事や、ザ・パックの総合パッケージメーカーとしての取り組みをわかりやすくお伝えするために誕生しました。
ブランド名は「COSME=化粧品」と「LIQUEUR=リキュール」に由来していて、「ウイスキーの酵母に着目したコスメブランド」を想定しています。そのため、パッケージデザインには、世界5大ウイスキーのなかの、スコッチウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキーのラベルをモチーフにしたデザインを取り入れました。
また、昨今外すことができない「SDGs」の観点も、しっかりと取り入れて制作されています。
デザインには、性別や年代にとらわれず誰でも手に取りやすいカラーリングを採用。プラスチック素材を使用せず、高級感や機能性を保ちながらも環境にやさしい素材や設計を取り入れました。
※瓶やボトルは、パッケージ用途の参考のために容器メーカー様からご提供いただいたものです
また、ホリデーシーズンなどの期間限定で使用することを想定し、デザインや形に変化をつけたり、消費者がパッケージ開閉時に驚きや楽しさを感じられるようなギミックを取り入れたり、特別感を演出する限定パッケージも制作しました。
「COSMÉLIQA Organic」のなかでも、少し価格帯を下げた「プチプラ」ラインの商品用のパッケージとして、ハンギングして商品を陳列するタイプのパッケージの展示もおこないました。通常の「COSMÉLIQA Organic」は百貨店や店舗での販売を想定していますが、こちらのパッケージは、ドラッグストアやバラエティショップなどでの販売を想定しています。
チューブに入ったハンドクリームのパッケージでは、「パッケージに求めること」によって選択いただけるよう、3タイプの異なる形状をご紹介しました。
同じハンドクリームのパッケージでも、重視する内容によって、適切なパッケージが下記のように変わってきます。
- パッケージを用いて多くの情報を伝えたい場合⇒訴求面積が広いタイプ(写真:左)
- パッケージを用いて多くの情報を伝えたいが、なるべく無駄のないサイズにしたい場合⇒チューブの形状に沿って設計されたタイプ(写真:中央)
- チューブのデザインをなるべく見せたい場合や使用する紙の量をなるべく減らしたい場合⇒パッケージの面積を抑えたヘッダータイプ(写真:右)
同じものを包む場合でも、さまざまな形状パターンが想定されることがよくわかりますね。
今回の展示会は、化粧品業界の企業様を中心としたさまざまな企業様にザ・パックを知っていただく良い機会となりました。ザ・パックが、お客様のパッケージにまつわる課題を解決する「パッケージのトータルソリューション企業」であることを少しでもお伝えできていましたら幸いです。
同時に、化粧品市場はこれからますます注目され、拡大していくことを予感させられた3日間でもありました。
ブランドの世界観を守り、商品やブランドの魅力を消費者に伝えていく役割を担うパッケージ。これからの化粧品市場の成長に、「パッケージ」が貢献できることもあるのではないでしょうか。
環境配慮の観点から、過剰包装が減り、よりシンプルなパッケージへ移行する傾向もあるなかで、商品やブランドの魅力を向上させるために私たちにできることは何か。
これからも、デザインや設計、素材選びなどさまざまな角度からアプローチし、お客様に納得いただけるパッケージをご提案していきます。
総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイディアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。
これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
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