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【配送コスト削減】トータルコストダウンにつながるパッケージアイディアとは

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【配送コスト削減】トータルコストダウンにつながるパッケージアイディアとは

EC市場は年々拡大を続けています。
スマートフォンが全世代に普及するなか、新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、人々のライフスタイルに対して加速度的な変化を促しました。
参考記事:【EC】梱包資材による物流課題解決アプローチとは

今後も拡大が期待されるEC市場ですが、事業を行う企業にとって、下記のような課題が深刻化していることは見逃せません。

・配送コストの高騰
・物価の上昇
・人手不足
・人的コストの増大 など

今回は、これらの課題のうち「配送コストの高騰」に焦点をあて、ザ・パックならではのソリューションをご紹介します。

配送コスト高騰の背景

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オンラインショッピングは、パソコンやスマートフォンを使って場所や時間を問わず注文でき、指定の場所に商品を届けてもらえます。その利便性が、消費者にとっての大きな魅力。一方、EC事業を行う企業にとって近年大きな課題となっているのが、「配送コストの高騰」です。
2017年10月、ヤマト運輸が27年ぶりに運賃を全面改定しました。それに続くように、佐川急便が2017年11月、日本郵便が2018年3月に運賃の値上げを実施しています。

運賃の値上げにはどのような背景があるのでしょうか。

経済産業省の調査によると、宅配大手3社の宅配便取扱個数は、2019年に39.96億万個であるのに対し2020年は44.13億万個と、10.4%も増加しています。宅配便事業者の負担が増大していることは明らかです。
参照:経済産業省「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査) 報告書」(参照日2022年5月23日)

加えて、数年前から社会問題となっているのが、宅配便の再配達率の上昇。さらに、運送・物流業界には、残業時間の上限規制が定められた改正労働基準法が2024年4月に適用され、新たな人材の確保が必須となることが予想されます。
参照:厚生労働省「働き方改革特設サイト(支援のご案内)」(参照日2022年5月23日)

ロシアによるウクライナ侵攻の影響もさまざまな不確定要素を孕んでいることが想像され、より一層の運賃値上げを迫られる状況にもなりかねません。

重ねてサイズダウンできるタイプに変える

ここからは、配送コストを削減できるパッケージアイディアをご紹介していきます。
はじめに、こちらのお菓子の詰め合わせギフト用のパッケージを例に考えてみましょう。

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フタを開けたときに商品がすべて見えるように、また、ボリューム感を演出できるようにと、なるべく商品同士が重なり合わないように1段で並べてありますね。
このパッケージを段ボールに入れて配送する場合、運賃別のサイズ区分のうち「80サイズ(=縦・横・高さの合計が80㎝以下)」の大きさに相当します。

それでは、上記と同じ内容物を、2段に重ねて入れてみるとどうでしょう。

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このパッケージを段ボールに入れて配送する場合、「60サイズ(=縦・横・高さの合計が60㎝以下)」の大きさに収まります。
箱自体が2段になっているので、重ねても中身の商品がつぶれることはなく、商品の見えやすさやボリューム感という点でも「80サイズ」相当のパッケージと比べて遜色ありません。

このように、同じ内容物であっても、入れ方を工夫することで配送時のサイズを小さくし、配送コストを削減することが可能です。

平たくしてポストインできるタイプに変える

次にご紹介するのはこちらのアイディアパッケージです。

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スティック状の袋に入った健康食品を入れるパッケージで、このままの状態で段ボールに入れて配送した場合は、「60サイズ」に相当します。

実はこちらのパッケージ、本のようにパカッと開いて平たく変形させることが可能です。

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平たくすることで、ポスト投函できるサイズの配送箱に入れることができます。

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ポストインで配達可能なパッケージにすることで、配送コストの削減ができることはもちろん、「宅配便の再配達率の上昇」という問題の解決にも貢献できます。

配送コスト削減につながるものではありませんが、こちらのパッケージのデザインには消費者の使い勝手が良くなるような工夫も施されています。

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パッケージを開いた部分にカレンダーのデザインが入っており、「飲み忘れ防止チェック」に活用できるようになっています。また、スティック状の袋は、箱の側面にある小さな穴から引き抜くことで取り出すことができます。
配送コストを削減できるだけでなく、消費者の手元に届いてからも、カレンダーや収納ケースとして活躍する優秀なパッケージです。

パッケージのトータルコストダウンとは

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ご紹介したように、商品の入れ方や形状を工夫することで配送コストの削減が可能です。「もうこれ以上は小さくできない!」と思うようなパッケージでも、少し見方を変えて一工夫加えることで、サイズダウンできることがあります。

形状を変更することで、パッケージ自体のコストは少し割高になってしまうこともあるかもしれません。しかしながら、今回ご紹介したようなパッケージは、配送時の運賃を含めたトータルコストで考えると、大幅にコストダウンできるという可能性をもったパッケージです。

「運賃が値上がりして困っている」「少しでも安い配送料で送りたい!」という方はぜひザ・パックにご相談ください。配送コストのことまで考慮したパッケージをご提案いたします。

総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイディアをご提供します。 具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

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これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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