梱包作業の省人化と環境対応を実現する「紙製宅配袋 自動包装システム」とは

近年、物流業界や通販・EC業界では、人手不足への対応や作業効率の向上に加え、環境負荷の低減も重要な課題となっています。
こうした課題の解決に向けて、ザ・パックはワイエイシイマシナリー株式会社様と共同で「紙製宅配袋 自動包装システム」を開発しました。
本システムは、紙製宅配袋の自動包装を可能にし、省人化と環境対応の両立を目指した包装システムです。
今回は、紙製宅配袋 自動包装システムの特長や、開発・改良を通じて実現した機能についてご紹介します。
目次
物流業界や通販・EC業界で高まるニーズ

近年、EC市場の拡大に伴い、物流現場では増加する出荷量への対応が求められています。一方で、人手不足は深刻化しており、限られた人員で効率的に運用できる物流体制の構築が重要な課題となっています。
なかでも梱包工程においては、以下のようなお悩みを抱える企業様が少なくありません。
- 梱包作業に多くの人手がかかる
- 商品サイズに合わせた包装が難しい
- 環境配慮の観点からプラスチック使用量を削減したい
しかし、作業効率の向上と環境負荷の低減を同時に実現することは容易ではありません。環境対応を進めることで作業負荷が増加したり、反対に効率化を優先することで環境面での取り組みが進めにくくなったりするケースもあります。
そのため近年は、「省人化」と「環境対応」を両立できる包装システムへの関心が高まっています。
こうした課題を解決する方法のひとつとして、ザ・パックが開発したのが「紙製宅配袋 自動包装システム」です。
「紙製宅配袋 自動包装システム」とは

「紙製宅配袋 自動包装システム」は、商品をコンベアに載せるだけで、商品サイズに合わせた紙製宅配袋の成形から袋の封止までを自動で行う包装システムです。
近年は、脱プラスチックや環境負荷低減への取り組みを背景に、宅配袋においても紙素材の採用が広がっています。
一方で、紙製宅配袋の自動包装はまだ一般的とはいえません。技術的なハードルも高く、環境対応として紙製宅配袋を採用しながら、包装工程の自動化を進めることは容易ではありませんでした。
「紙製宅配袋 自動包装システム」は、こうした課題を解決し、紙製宅配袋の自動包装を実現しています。
また、商品の長さを自動で検知し、内容物に応じて最適なサイズで包装できるため、過剰包装の抑制や資材使用量の削減にも貢献します。
「紙製宅配袋 自動包装システム」の特長
「紙製宅配袋 自動包装システム」は、省人化と環境対応の両立を目指して開発された包装システムです。
ここでは、本システムの主な特長をご紹介します。
コンベアに載せるだけで自動包装
本システムは、商品をコンベアに載せるだけで、紙製宅配袋による包装を自動で行います。
包装工程の自動化により、作業者の負担軽減や梱包作業の効率化に貢献します。 
商品サイズに合わせた最適な包装が可能
商品の長さを自動で検知し、内容物に合わせたサイズで包装します。
多様なサイズの商品に対応できるため、商品ごとに異なるサイズの包装資材を用意する負担を軽減でき、包装資材管理の効率化にもつながります。 
厚みのある商品にも対応
マチ付き仕様に対応しているため、厚みのある商品の包装も可能です。
これにより、内容物に合わせた柔軟な包装を実現します。 
送り状ラベルの自動貼付が可能
オートラベラーと連携することで、送り状ラベルの印刷・貼付を自動化できます。
異なる商品を連続して包装する場合でも、送り先ごとのラベルを自動で貼付できるため、作業負荷の軽減やヒューマンエラーの防止に貢献します。 
環境負荷低減への貢献
紙製宅配袋を採用することで、プラスチック使用量の削減に貢献します。
また、内容物に応じたサイズで包装することで過剰包装を抑制できるため、資材使用量の削減にもつながります。 
動画で見る自動包装の流れ
ここまで、「紙製宅配袋 自動包装システム」の特長や改良ポイントをご紹介してきました。
下記の動画では、商品をコンベアに載せてから包装が完了するまでの流れをご覧いただけます。
「紙製宅配袋 自動包装システム」による自動包装の様子をぜひご確認ください。
改良によって進化したポイント
「紙製宅配袋 自動包装システム」は、開発後も改良を重ねながら、より使いやすく、より環境に配慮したシステムへと進化してきました。
ここでは、これまでの主な改良ポイントをご紹介します。
脱気機能の追加
包装工程のなかで袋内部の空気を抜く脱気機能を追加しました。
内容物にフィットした包装が可能になるため、梱包サイズのコンパクト化につながります。
接着用フィルムを使用しない仕様に対応
従来は、紙製宅配袋を袋状に加工するために接着用フィルム(プラスチック)を使用していました。
最新仕様ではヒートシールコート加工原紙を採用することで、接着用フィルムを使用しない仕様にも対応しています。
これにより、使用後は紙としてリサイクルできるため、資源循環の推進にも貢献します。
紙使用量削減への取り組み
袋の加工仕様を見直すことで、包装品質を維持しながら紙使用量の削減を実現しました。
これにより、さらなる資源の有効活用や環境負荷低減に貢献します。
包装品質の向上
機械の改良により、包装時に発生する折れジワを大幅に低減しました。
内容物によりフィットした、より美しい仕上がりの包装が可能になっています。
今後も、お客様のニーズや市場環境の変化に対応しながら、より使いやすく、より環境に配慮した包装システムを目指して開発・改良を続けていきます。
よくあるご質問(FAQ)

Q. どのような商品に対応できますか?
A. 衣類を中心に、宅配袋で発送される商品の包装を想定しています。
また、マチ付き仕様に対応しているため、一定の厚みがある商品の包装も可能です。対応可否は商品のサイズや形状、重量などによって異なるため、詳細はお問い合わせください。
Q. 処理能力はどのくらいですか?
A. 包装条件や商品のサイズなどによって異なりますが、1時間あたり約600~1,000点(1分あたり約10~17点)の包装が可能です。想定される運用条件に応じてご案内しますので、詳しくはお問い合わせください。
Q.使用後はリサイクルできますか?
A. 仕様によって異なります。
最新仕様では、ヒートシールコート加工原紙を採用し、接着用フィルム(プラスチック)を使用しない仕様に対応しています。接着用フィルムを使用しない仕様の場合、使用後は紙としてリサイクルすることが可能です。
Q. 自社商品への適用やカスタマイズは可能ですか?
A. 「紙製宅配袋 自動包装システム」は、お客様の用途や運用条件に応じた提案を前提とした包装システムです。包装対象となる商品のサイズや形状、運用条件に応じて最適な仕様をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
Q. 導入を検討する場合はどのように相談すればよいですか?
A. 物流現場の課題や包装したい商品についてお聞かせください。
お客様の運用条件を踏まえながら、「紙製宅配袋 自動包装システム」が適しているかどうかも含めてご提案いたします。
総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイデアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。
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