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【化粧箱】商品の魅力を倍増させる紙素材の選び方

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【化粧箱】商品の魅力を倍増させる紙素材の選び方

「化粧箱」とは、美粧性の高い装飾目的の箱であり「商品の魅力を倍増させる」役割を担っています。贈答品だけなく、商品を販売するときの商品パッケージとしても、店頭にはたくさんの化粧箱が溢れています。
それだけ無数に並んでいる中、「美粧性」を高めて際立たせる要素とはいったい何なのでしょうか。
それはデザイン、サイズ感、形状、素材感などであり、バランスよく選択することで奇跡的な組み合わせが生まれることもあります。
今回は化粧箱シリーズの第2回として、化粧箱におすすめの「素材」についてご紹介していきます。

参考:【化粧箱】商品の魅力を最大限に高めるパッケージとは

化粧箱に使用する紙素材の特徴と選び方

化粧箱に使用する紙素材の特徴と選び方
箱として自立させる必要があるので、ある程度厚みのある紙の中から商品やブランドイメージに合った素材を選んでいきます。
代表的なものとして、紙の厚み、紙の色、印刷適正、風合いの4つの観点からの選び方をご紹介します。

・紙の厚み
ガラス瓶などのように箱の中に入れる商品が重たいものや割れ物である場合には、重みに負けてしまわないよう厚手の紙や薄い段ボール素材を選択する必要があります。
逆に焼き菓子などのように軽い商品を入れることを想定している場合には、分厚すぎる素材ではなく、中身に相応しい強度の板紙(厚い紙)を使用することが多いです。

・紙の色
ほとんどの板紙は白色ですが、黒色や未晒など紙自体に色が付いているものもあります。
ベタ印刷で地色を表現する場合は紙の断面が白色になってしまいますが、もともと黒色の紙は断面も黒いことから、より高級感を必要とする場合に好まれます。

・印刷適正
表面にツヤ感や平滑性(表面に凹凸がなく滑らか)のある板紙は、素材自体に風合いがなく紙そのものを活かしたデザインには向きませんが、写真などの細かい印刷が表現しやすく、シズル感(五感を刺激する臨場感)のあるフルカラー印刷やベタ印刷などのデザインに最適です。

・風合い、質感
ナチュラルテイストの商品や優しい印象を与えたい場合には、表面に凹凸がありざらざらとした手触りの板紙をおすすめします。デザインはロゴのみでシンプルに抑えて、紙そのものの風合いを楽しめるようコーディネートしてはいかがでしょうか。

人気上昇中の素材とは

人気上昇中のパッケージ
特に最近人気が高いのが、板紙自体の白色と表面がラフで優しい風合いを活かしたシンプルなパッケージです。お菓子や化粧品の商品パッケージなどでよく使われています。
白地のデザインだけでなく、ベタ印刷をした場合にも適度なムラ感があり優しい印象になることから、ブランドイメージと合わせて化粧箱にご採用いただくことが多いです。

また消費者の視点に立って、箱を廃棄するときにあれこれ分別の必要が無いよう、「紙素材だけ」「単一素材」での梱包にこだわる事例が増えています。
例えば、コスメのパッケージで紙素材の外箱にPET素材のシールで封がされていて、開けるとプラスチック製の仕切りで商品が固定されているという梱包。この場合はPET素材のシールとプラスチック製の仕切りと、紙素材の箱できちんと分けて廃棄する必要があります。
紙素材だけ、にこだわったパッケージでは、シールを貼らなくても封が開かない構造になっていたり、商品を固定する仕切りも紙素材を採用していたりと、分別の必要が無くまとめて「紙資源」としてリサイクルすることができます。

業種によっても人気の素材が異なる場合があります。どんな素材を選べばよいかご検討中の方は、ぜひお問い合わせフォームよりご相談ください。営業スタッフがヒアリングの上ピッタリの素材をご提案させていただきます。

環境にやさしい素材

環境にやさしい素材
SDGsや環境配慮を意識したブランド・商品では特に、化粧箱の素材を工夫することで、パッケージを目にし、手に取った消費者に商品の持つ背景を強く印象付けることが可能となります。
ザ・パックでは製紙会社とタイアップし、リバーシブルで使用できる原紙、古紙配合率の高い原紙などの環境に優しいオリジナル紙を数種類開発しております。
その他にも非木材パルプ(サトウキビ由来)含有のものや、従来品と比較して紙繊維の密度が低く同じ厚みでも紙パルプ使用量の削減に繋がる嵩高原紙など、デザインイメージやご要望に合わせて最適な素材をご紹介いたします。

最適な素材をご紹介
なお、環境に配慮した素材を化粧箱に採用した際には、消費者により認識されやすいよう、箱の側面などに表示マークを印字することをおすすめします。
マークを効果的に見せる方法など、経験豊富なザ・パックのデザインチームにぜひお任せください。

表示マークを印字

これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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