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【ブランド力強化】イチゴ用段ボールパッケージ デザインリニューアル事例

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【ブランド力強化】イチゴ用段ボールパッケージ デザインリニューアル事例

値上げラッシュとなった2022年に続き、今年の2月からもさまざまなモノやサービスが再値上げされるなど、商品を販売する企業にとっても消費者にとっても、苦しい状況が続いています。

値上げの波が押し寄せているのは、ザ・パックが製造するパッケージの原材料においても同様です。
しかしながら、私たちはこれまでパッケージに関して培ったノウハウやアイディアを活かし、材料や仕様の見直しなどを通して、少しでもお客様にご納得いただけるパッケージをご提案するよう努めています。

値上げによって消費者の「買い控え傾向」がますます強まっては、日本経済の完全回復は見込めません。
東京大学エコノミックコンサルティングと日本経済新聞が共同で分析した調査によると、相次ぐ値上げで、食品の消費が高価格帯と低価格帯に“二極化”しています。
2022年10月と前年10月を比較し、食品の売れ行きの変化を調べると、平均より高い価格帯商品の販売割合が増えているのは、食品カテゴリーのうち45%という結果になっています。
参照:株式会社日本経済新聞社「食品値上げ「巧者」の秘訣、3割が増収両立 光る発信力」(2022年12月11日)

“高い価格設定でも売れる商品”
ポイントは、「商品の価値がしっかりと消費者に伝わっていること」のようです。

ザ・パックでも、パッケージを用いて「商品の価値」を表現すべく、日々パッケージ開発に取り組んでいます。今回は、「イチゴ用段ボールパッケージ」に焦点を当て、開発事例をご紹介します。

プロジェクト発足の背景

blog_109_2l.jpg
ご紹介するのは、イチゴ販売時に使用される段ボールパッケージ。
JAならけん様とザ・パックとの共同開発事例です。

近畿地方の中央に位置し、自然豊かな土地を有する奈良県は、イチゴの産地として発展してきました。県独自の品種開発も盛んにおこなわれています。

2022年12月、奈良県産イチゴのブランド力強化に向けたJAならけん様と組合員様の意見交換会が開催されました。そこで「販売力の強化」が課題としてあがり、組合員様から、「原材料や物流費の値上げにより、資材の値上げは理解しているが、イチゴの販売力の強化に努めてほしい」との要望が出ました。これがプロジェクト発足のきっかけです。
この出来事を機に、JAならけん様が奈良県でイチゴを生産する組合員様向けに用意している、「イチゴ用段ボールパッケージ」のリニューアルプロジェクトが立ち上がりました。

イチゴ用段ボールパッケージ デザインリニューアル事例(JAならけん×ザ・パック)

デザインを担当したのは、ザ・パックの大阪商品開発部に在籍するデザイナーの辻。
求められたのは、大規模な産地を中心に競合が多いイチゴ市場において、“奈良産のイチゴ”と一目でわかるデザインです。“奈良らしさ”とイチゴがもつ“かわいらしさ”を表現し、性別を問わず幅広い年代から親しまれるようなデザインを心がけました。

JAならけんのご担当者様からいただいたアイディアを参考に、「設計を活かした遊び心のある仕掛け」も取り入れました。

形式については、店頭陳列の省力化・効率化が可能な、全農オリジナル「らく陳ダンボール®」を活用。荷積みによる負荷を軽減するためについている四隅の「桟(さん)」を、折り返して側面に差し込みできる形状が特徴です。
その特徴を活かし、折り返した部分の裏側にはシカのイラストを印刷。折り返すと、ハート形で愛らしいお尻のシカが現れたり、本体側面に描かれているイチゴを、シカがパクっと食べているような見た目になったりする仕掛けになっています。

blog_109_3l_JAならけん✕ザ・パック.jpg
“奈良県産のイチゴを存分に楽しんでもらいたい”という想いが詰まったパッケージです。

“イチゴを守る”段ボールパッケージのご紹介

先にご紹介したJAならけん様の事例は、「パッケージデザインを通したブランド力強化」を目的として、ザ・パックがお力添えしたものでした。

ザ・パックでは、パッケージ“デザイン”に加え、パッケージ“設計”の面から「イチゴ販売に最適な段ボールパッケージ」にアプローチすることも可能です。
ここではひとつの例として、「“イチゴを守る”段ボールパッケージ」をご紹介します。

blog_109_4l_イチゴを守る段ボールパッケージ.jpg
こちらのパッケージは特許を取得しており、下記の2つの特長をもちます。

  • 組み立てが簡単
  • “イチゴを守る”浮かせ収納式


組み立て方法は下図の通りです。

blog_109_5l_イチゴを守る段ボールパッケージ_組立手順.jpg
納品時は、本体と仕切りが一体の状態で折りたたまれているので省スペース。筒状になるように糊で貼られているので、本体を起こしてフラップを折り込むだけで簡単に組み上げ可能です。

また、中仕切りとフラップ部分の“でっぱり”にイチゴトレーのフチをひっかけることで、イチゴトレーは浮いた状態が持続。イチゴへの圧力や衝撃が伝わりにくく、イチゴが傷みにくくなります。

blog_109_6l_イチゴを守る段ボールパッケージ_浮かせ収納.jpg
「イチゴをきちんと保護しつつも、作業効率の良いパッケージが欲しい!」というご要望に応えるパッケージです。


今回は、イチゴ用段ボールパッケージを例に、JAならけん様とザ・パックとの共同開発事例とザ・パックの設計事例をご紹介しました。
パッケージ“デザイン”やパッケージ“設計”を用いた課題解決について、イメージいただけましたでしょうか。

あくまでも主役は「商品」、パッケージはその引き立て役。
中身の商品に合わせて、柔軟に変化できるところがパッケージの強みです。その多様さゆえに、パッケージ製作にあたっては、「何から考えたら良いかわからない!」という方も多いのではないでしょうか。
そのような方はぜひザ・パックにご相談ください。抱えているお悩みや、検討事項、目指している方向性などから総合的に判断し、より適切なパッケージをご提案します。


総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイディアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

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これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
ザ・パックへのお問い合わせやご依頼は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

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