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持ち運びツールから広告塔へ!高付加価値な紙袋とは

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持ち運びツールから広告塔へ!高付加価値な紙袋とは

消費者の購買行動は常に変化し続けています。近年では、商品そのものだけでなく、購買体験や、商品に込められた想いを重視する傾向が顕著になっています。また、環境問題への意識の高まりから、サステイナブルな素材や倫理的な生産背景への関心もかつてないほどに高まっていると言えるでしょう。
このような変化の激しい時代において、紙袋は、「単なる商品の持ち運びツール」としての役割を超えた、「企業のブランドイメージを伝えるツール」としての役割がますます重要になっています。消費者に「持ち歩きたい」「とっておきたい」と思わせる魅力的な紙袋は、ブランドの認知度向上やイメージアップ、購買行動の促進につながります。

今回は、高付加価値な紙袋が企業にもたらすメリットについて解説したうえで、消費者の心を掴み、ブランド価値を高めるアイデアについてご紹介します。

紙袋の高付加価値化とは

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ここで言う「高付加価値紙袋」とは、素材、デザイン、印刷、機能性など、さまざまな要素で「高級感」「おしゃれ感」「遊び心」「ストーリー性」などの「特別感」を付加した紙袋のことを指します。
紙袋の高付加価値化に必要な要素としては、以下のことが挙げられます。

  • 消費者に「持ち歩きたい」「とっておきたい」と思わせるデザイン性
  • 繰り返し使える耐久性、持ち運びやすさ、収納力などの機能性
  • 環境に配慮した素材の使用

これらの要素を紙袋に取り入れることで、以下のような効果が期待できます。


・ブランドイメージの向上

高付加価値な紙袋は、ブランドイメージを大きく左右する重要な要素です。 高級感あふれる素材や洗練されたデザインは、ブランドへの期待感を高め、消費者の購買意欲を向上させます。また、かわいらしいデザインや親しみやすいカラーは、ブランドへの親近感を生み出します。
さらに、アフターユースしやすいデザインは、消費者が紙袋を長く愛用するきっかけとなり、ブランドへの印象をより深く、長く刻み込みます。


・広告宣伝効果

目を引くデザインやブランドロゴが印刷された紙袋は、街中を歩く「広告塔」としても機能します。
消費者が日常的に持ち歩くことで、ブランドの宣伝となり、認知度向上に貢献します。 さらに、SNSでの拡散効果も見逃せません。商品購入時に撮影・投稿された写真に、ブランドの紙袋が写り込むことで、新たな顧客への訴求にもつながります。


・環境への取り組み姿勢をアピール

環境に配慮した紙袋は、持続可能な社会へ向けた企業の貢献姿勢を効果的に示すことができます。
具体的には、再生素材や森林認証紙、リサイクル可能な素材の採用、アフターユースしやすいデザインなどの方法が考えられます。
さらに、環境への取り組みを明確に示すマークやメッセージを紙袋に印刷することで、消費者からの共感をより得やすくなります。

紙袋の付加価値を高めるアイデア


①変形

はじめにご紹介するのは、変わったかたちをした紙袋です。
カットラインや形状を工夫することで、目を引くインパクトのある見た目となります。

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変形の紙袋を採用することで、消費者に「捨てずにとっておきたい!」と感じていただけたり、他の紙袋と差別化したりすることが可能です。
商品やブランドイメージに合った形状にすることで、一貫性がより高まり、アフターユースによる宣伝効果を高めることにもつながります。
さらに、厚手の紙や持ちやすい紐を採用したり、本物のバッグのようにポケットを付けたりすることで、強度や使用感を向上させ、よりアフターユースしていただきやすい紙袋になります。


②フロッキー加工

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ベルベットやスエード生地のような、ふわふわした手触りと立体感を表現できる加工です。
実際にベルベットやスエード生地を使った袋をつくるとなるとコストがかなり高くなりますが、紙素材に加工で質感を表現することで、コストを抑えつつ高級感を持たせることができます。


③偏光パールニス

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フレキソ印刷用の特殊なニス加工です。光を反射する角度によって色が変化して見えるニスで、独特な輝きが特徴です。
写真のサンプルでは、白色(紙素材の色)と黒色(印刷)の上に6種類の偏光パールニス加工を施しています。ベースの色によっても、仕上がりの印象が大きく異なることがわかります。

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一般的に用いられるツヤ加工や箔押しなどとは少し異なる、独特な「偏光パールニス加工」は、差別化を図りつつ上品で華やかな印象の紙袋をつくりたい場合に最適です。


④紙編み紐

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サステイナブルなパッケージにすることで高付加価値化を図る場合は、紙編み紐もおすすめです。
紙編み紐とは、細く撚った紙を編んでつくられた紐です。柔らかく、あたたかみのある手触りで、リボンやアクリル製の紐と同様に持ちやすく、快適な使用感を実現します。
紙製であるため、紙袋本体にラミネートなどの加工がされていない場合は、そのままリサイクルに出すことができます。
一見しただけでは紙製の紐だとわかりにくいため、サステイナブルなパッケージであることを消費者にアピールしたい場合は、紙袋の底面などに、紙製の紐を使用していることを示す文言やマークを入れることをおすすめします。


⑤AR技術を活用した紙袋

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AR(拡張現実)は、現実世界にデジタル情報を重ねて表示する技術です。
スマートフォンなどのカメラを紙袋にかざすと、季節限定のムービーや商品コンセプトなどの映像や情報を表示できます。
ARを活用することで、紙袋を通じて消費者と特別な体験を共有し、商品やブランドへの理解を深めることが可能です。

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今回は、紙袋を高付加価値化するアイデアの例をご紹介しました。
紙袋を高付加価値化することで、紙袋は「単なる商品の持ち運びツール」から「ブランド価値を高めるための重要なマーケティングツール」へと進化します。
素材、デザイン、印刷、そして機能性。それぞれの要素にこだわり抜かれた高付加価値な紙袋は、消費者に特別な買い物体験を提供し、ブランドへの愛着を深め、ひいては企業イメージの向上に大きく貢献します。
パッケージ(包装資材)の担当者様は、ぜひ高付加価値な紙袋の導入を検討し、自社ブランドの価値向上につなげてみてはいかがでしょうか。

総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイデアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

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これからも「つつむを知る」では、他のコンテンツでは発信できないパッケージの最新トレンドや、パッケージ製作をご検討中の皆さまの役に立つ情報を色々とお伝えしていきます!
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