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【購入率アップに貢献】トライアル商品で魅力を伝えるパッケージアイデアとは

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【購入率アップに貢献】トライアル商品で魅力を伝えるパッケージアイデアとは

消費者は、商品を購入する際に「この商品で良いのか」「本当に効果があるのか」「同じような物が他でも安く購入できるのでは?」といった不安や疑問を持ち、購入に慎重になることがあります。特に、Z世代は「失敗したくない」という意識が強く、事前に情報を収集してから購入する傾向があると言われています。
しかし、事前にきちんとリサーチをしたうえで購入しても、商品が思っていたものと違ったり、効果が感じられなかったりといった失敗を経験している方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

そこで今回は、「失敗したくない」という消費者ニーズに対応する手段の1つとしての「トライアル商品販売」の需要を探るとともに、本商品の購入へ導くためのパッケージアイデアをご紹介します。

トライアル商品販売の重要性

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「トライアル商品販売(=お試し商品の販売)」は、“ツーステップマーケティング”というマーケティング手法の一種です。新規のお客様に対して、まずは商品のサンプルや試供品を使ってもらうことで購入のハードルを下げ、段階を踏んで本商品を購入してもらうことを目的としています。
特に、健康食品や化粧品業界でよく目にする販売手法ですが、通常よりも低価格・少量で商品を試すことができるため、消費者にとってもメリットのあるサービスです。

株式会社メルカリと株式会社アイスタイルがおこなった「化粧品/コスメの二次流通市場」に関する調査結果によると、メルカリ化粧品/コスメの二次流通市場規模は推計1,555億円あるとされており、そのうち275億円は、使ったことがない化粧品を試すための“トライアル消費”として利用されていることが明らかになっています。
出展:株式会社メルカリ「メルカリ、『化粧品/コスメの二次流通市場』に関する共同調査を発表 化粧品/コスメの二次流通市場規模は推計1,555億円」(2021年10月14日)

また、「@cosme(株式会社アイスタイル)」がおこなった「化粧品購入における生活者心理」についての調査によると、「化粧品を買うときは、サンプルやテスターを試してから購入したい」と回答した人は90.1%。さらに、テスターやサンプルの使用と化粧品購入の関係については、90.6%の人が「事前にテスターやサンプルで試すことができず、購入を躊躇したことがある」と回答していることが明らかになっています。
参照:株式会社アイスタイル「@cosmeにおける二次流通での化粧品購入実態調査」(2021年11月14日)

これらの結果から、消費者は購入する前に一度商品を試し、その商品が本当に良いかどうかを見極めたうえで購入したいと考えていることがわかります。商品を試す機会がない場合には、せっかく商品に興味を持ってもらえても、購入につながらない可能性が高まります。そのため、商品を試し買いできるようにすることは、本商品の購入率アップを促す重要な要素と言えるのではないでしょうか。

上記は化粧品に関する例ですが、他にも同様の消費者意識であることが想定される業界・商品は多くあります。たとえば、近年の健康意識の高まりを受けて、さまざまな健康食品やサプリメントが販売されていますが、思うような効果が得られるか、体質に合うかどうかは試してみないとわかりません。
本商品を購入してもらうためには、商品について深く知っていただく必要があり、「トライアルセット販売」はその手段として非常に有効です。

 

高付加価値なトライアルセットパッケージ制作のポイント

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トライアルセット販売(=お試し購入)から本商品の購入につなげるには、商品自体の良さはもちろんですが、パッケージに下記のような付加価値をつけることで、本商品の購入率がさらに高まります。

パッケージに付加できる価値

世界観の体験

「世界観の体験」という価値をパッケージに付加し、トライアル商品を通してブランドの世界観を体験していただくことで、商品をより深く消費者に印象付けることができます。また、パッケージに体験(=コト消費)の要素を入れることでブランドや商品のファン化にもつながり、本商品の購入だけでなく継続購入へ導くことができるかもしれません。


商品やサービス利用の習慣化

「商品やサービス利用の習慣化」を促すパッケージにすることで、商品やサービスを正しく使い続けてもらえなかったことにより本来の効果や価値が感じられず、本商品の購入につながらないという事態を回避できます。トライアルから本商品の購入につなげるためには、商品やサービスの適切な利用をいかに促し、トライアル期間に本来の価値をどれだけ感じていただけるかにかかっているといっても過言ではありません。

本商品の購入へ導くパッケージアイデアのご紹介

ここからは、上記2点を踏まえたうえで、本商品の購入へ導くのに最適なトライアル商品販売用パッケージアイデアをご紹介します。

・五感を刺激するパッケージ

はじめにご紹介するのは、五感を刺激するパッケージです。
商品の香りやフレーバー、効果にあわせたデザインをパッケージに取り入れることで、消費者に視覚的にアピールでき、商品をより魅力的に演出することが可能です。

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こちらのパッケージは、視覚だけでなく聴覚にも訴えかける仕掛けが施されています。商品の香りにあわせた音楽をダウンロードできるQRコードが印刷されており、消費者は音楽を聴くことで商品の世界観により深く浸ることができます。

パッケージで表現できる情報量は限られているので、商品の魅力をアピールしたり商品の活用法などを紹介したりするWebページに誘導するQRコードをパッケージに印刷することもおすすめです。さらに、AR(拡張現実)などのデジタルツールを用いて、商品やブランドのイメージを表現する動画などのコンテンツを提供することで、商品やブランドの世界観を楽しんでいただくのも良いかもしれません。


・飲み忘れ防止カレンダー機能付きパッケージ

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次にご紹介するのは、「カレンダー」が付いたパッケージです。
パッケージ内面にあるカレンダーにチェックをつけることで飲み忘れを防止できるようなデザインになっています。また、小袋を1包ずつ取り出すことができる取り出し口付きなので、パッケージをそのままストックケースとして活用できる点もポイントです。健康食品などのように継続的に使用することが重要な商品におすすめです。
このように、消費者がより快適に商品を使用できるようサポートするアイデアをパッケージに取り入れることで、本商品の購入につながりやすくなることはもちろん、企業やブランドに対するイメージの向上にもつながります。


今回は、本商品の購入に貢献するトライアル商品におすすめのパッケージのアイデアをご紹介しました。
「失敗したくない」という思いから購入に慎重な傾向のある現代の消費者のニーズに対応する手段として、初回購入時の心理的ハードルを下げるトライアル商品の販売は有効です。トライアル期間に商品自体の魅力を伝えることはもちろん、パッケージに付加価値を加えて消費者満足度をさらに高めることで、本商品の購入につながる可能性がより高まります。

トライアル商品の販売を検討されている企業様、新規ユーザー獲得に課題を持たれている企業様は、ぜひザ・パックにご相談ください。幅広い選択肢のなかから、商品や課題にあわせた最適なパッケージアイデアをご提案します。

 

総合パッケージメーカーであるザ・パックは、お客様が考える課題に向き合い、パッケージを通して解決するアイデアをご提供します。
具体的な課題、ご相談やご要望をお持ちの方は、お手数ですが商品お問い合わせまで一度ご連絡ください。

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