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中期経営計画(2023年度~2025年度)

中期経営計画の位置づけ

ザ・パックグループは「パーパス」、「サステイナブル経営の基本方針」に基づいたサステイナブル経営を実践し、2025年12月期までに達成するべき数値目標を設定しました。軸となる3つの重要戦略はマテリアリティへの対応と連動しており、持続的な成長を通じて当社グループならではの価値を社会に提供していきます。

基本方針

数値目標

売上高1,070億円を達成目標に、3つの重要戦略に沿った事業活動を展開していきます。また、当社グループが、お取引先、株主、従業員等のステークホルダーと安定的な関係を継続できるように、自己資本利益率(ROE)と投下資本利益率(ROIC)の向上に努めていきます。

  売上高 営業利益 ROE ROIC
2025年度目標 1,070億円 83億円 8%以上 8%以上

上方修正および方針変更の背景

当社は、2023年12月期を初年度とする中期経営計画の実現に向けて全社で取り組むとともに、投資家及び株主をはじめとする資本市場との対話、企業価値向上および資本コスト等に関する検討を取締役会等において継続的に行ってまいりました。

これらの検討の結果、当社は2023年度12月期の業績が当初の目標を上回ったことを踏まえ、本中期経営計画の数値目標の上方修正をするとともに、更なる企業価値向上に向けて、株主還元方針の変更を行うこととしました。

変更の内容

  当初計画 修正計画
最終年度 2025年 12月期 変更なし
売上高 1,070億円 変更なし
営業利益 70億円 83億円
配当性向 30%以上を維持 35%以上を維持
自社株買い 機動的な自社株買い 2024年度、2025年度
各々年間 10億円を上限とする自社株買い
総還元額および
総還元性向
40億円 80億円
内訳 配当 自社株買い 総還元性向
2024年度 22億円 上限10億円 50%
2025年度 22億円 上限10億円 50%
数値目標
(億円)
  2022年度
実績
2025年度
目標
2022年度(差) 2022年度(比)
⾷品(※) 250 320 +70 28.0%
EC・通販・物流 140 180 +40 28.6%
一般流通小売他 500 570 +70 14.0%
合計 890 1,070 +180 20.2%
  2022年度
実績
2025年度
目標
ROE 6.4% 8%以上
ROIC 6.4% 8%以上
(億円)
  2022年度
実績
2025年度
目標
2022年度(差) 2022年度(比)
紙袋 262 315 +53 20.2%
紙器 222 270 +48 21.6%
段ボール 122 150 +28 23.0%
化成品 119 145 +26 21.8%
その他 162 190 +28 17.3%
合計 890 1,070 +180 20.2%

※ 食品のカテゴリーにはコンビニ・スーパー等の食品用パッケージを含む

重要戦略




成長戦略

ターゲット市場に注力

現在のトレンドを踏まえて、ターゲットとなる市場を選定し、重点的な取り組みをしています。ファーストフード・コンビニ店向け等の「食品市場」においては、品質リスク抑制のためのテスト、大口ロット及びデリバリーニーズへの対応、現場・店舗における梱包や保管の容易性等を提案することにより採用実績が増加しています。「EC/通販市場/物流業界」では、お客様の作業現場の生産性向上を目的に、包装ライン全体を改善する提案を行っています。効率化につながるパッケージのほか、省人化を実現する自動包装システムを複合提案するなど、トータルソリューション企業の強みを活かして販売を拡大しています。

主な取り組み
食品市場(コンビニ・ファストフード含む)

食品一次容器の拡販

環境負荷低減に貢献する素材・加工の
開発、FSC®商品の拡販(FSC® C020517)

紙袋・紙器とともに、ラベル/フィルム
(軟包装)などとの複合販売

紙袋 紙器 ラベル/フィルム(軟包装)

得意先の省人化・効率化・自動化に
貢献するソリューション提案の推進

紙器商品のラインアップ拡大

トレー・モールド容器などへの取り組み

トレー・モールド容器
EC/通販市場/物流業界

得意先での輸送効率向上に貢献できる
宅配袋の販売強化

宅配袋 販売強化

得意先での省人化に貢献できる
提案販売の強化

作業時間短縮が可能な商品設計提案 作業の自動化を図るソリューション提案

自動梱包向けの素材・加工の開発、
および拡販

宅配袋 販売強化

重量物対応の強化段ボールのさらなる拡販

一般流通小売り市場、他市場

紙袋シェアの拡大、および紙化を推進する
更なる提案販売

商品の販売に加え、組み立て・
セットアップ業務との複合販売

ASEAN における販路の開拓

3R(Recycle Reuse Reduce)に合致した
商品販売

環境紙:アップサイクル素材
FSC® 原紙の拡販
エコバッグ:モノマテリアル商品の拡販 再生素材:再生紙100%の
オリジナル原紙・フィルムの開発
再生素材

お客様とともに社会貢献を推進
環境対応商品の販売額の一部をNPOを通じて「ザ・パックフォレスト環境基金」として森林保全活動に役立てています




人的資本戦略

個人と会社の成長と活性化

多様な人材を確保、育成し、働く環境の整備を進めています。また、従業員エンゲージメントの向上に取り組むことで、成長を支える人材の確保と価値最大化を目指しています。

主な取り組み
多様な人材の確保

キャリア採用の強化

女性活躍推進
(正社員および管理職比率)

障がい 者雇用の拡大

人材育成

研修制度の充実

自発的なスキルアップおよび
リスキリング支援

人員配置の適正化

タレントマネジメントシステムの
有効活用

採用機会の拡大
(リファラル・カムバック採用)

働く環境の整備

多様な勤務形態と制度の充実

ウェルビーイング(健康経営の推進)

従業員エンゲージメントの最大化

適正な賃金体系、福利厚生の充実化

持株会への加入による経営参画意識の向上

社員の交流とコミュニケーションの活性化

エンゲージメントサーベイの実施

人員計画(連結)

2022年度 実績 1,797名 ※正社員・契約社員・パート含む
2025年度 計画 1,920名 (+123 名)



財務戦略

最適な資金使途計画により継続的、効率的な成長を支える

成長性と企業価値向上を目指して、積極的な設備投資を進めています。また、株主還元として、総還元性向で50%を目指します(2024年2月発表)

成長投資
  • 成長の為の投資へ優先的に資金を配分 ①設備投資  ②新規事業への投資 ③人的投資 ④システム刷新への投資 ⑤研究開発
  • 継続案件の進捗 ①奈良工場の建替え奈良県内に新たな土地を取得し、段ボール工場を新築する計画 ②大阪工場の建替え現・大阪工場内でのS&Bによる建て替えを進める計画

株主還元

  • 配当性向35%以上を維持
  • 2024年度、2025年度各10億円を上限とする自社株買い

資金使途計画(2023年度~2025年度合計)

資金使途計画

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